TOP > 勉強会 > 2001年度 > / Last update: 2008.1.1

整理技術研究グループ勉強会記録(2001年度)

「メディアの分析的研究」第6回


日時:
2001年7月13日(金) 19:10〜20:30
会場:
日本図書館研究会事務所
発表者 :
尾松謙一氏(奈良県立図書館)
テキスト:
FRBRの輪読(第4章4.1−4.4)
Functional Requirements for Bibliographic records : Fianl Report / IFLA Study Group on the Functional Requirements for Bibliographic Records. -- Munchen: K. G. Saur,1998.
およびhttp://www.ifla.org/VII/s13/frbr/frbr.htm
出席者:
吉田(帝塚山学院大)、田窪(近畿大学)、尾松(奈良県立図書館)、太田(京都外国語大学図書館)、河手(大阪樟蔭女子大図書館)、蔭山(帝塚山大学図書館)、前川(堺女子短大)、堀池(京都大学大型計算機センター)

●4章 Attributes(属性)
●4.1 Attributes of Entities(実体の属性)
・p.30の3つ目の段落の行で逐次刊行物のキャリアの範囲が述べられているがどういうことか。キャリアの範囲は何を単位として考えているのかわからない。
・同段落の... a serial will change as new volumes are issued. とあるが a serial の a は全体をさすのか,単に冠詞なのか。
・p.31の2番目の段落で責任表示"responsibility"がでてくるがなにを言いたいのかわからない。
・p.32の2段目のFor the purposes of ... のlogical level とは前の出てきたデータベース分析モデルのE-Rモデル(実体-関係モデル)のことではないか。
・また,ユーザの見る目と書誌作成者とが目が違うというのはどういうことか。
==>これは前の1〜2章のところで情報アクセスに対する利用者要求ということが書かれていた。そのことをさしている。
●4.2 Attributes of a Work
・p.32のworkの属性定義の列挙で,title of the workがあるのになぜ,creatorが出てこないのかわからない。
●4.2.1 title of the Work
・最後の3行のThe title of a work that ......の行は何のために書かれているのか。
●4.2.2 Form of Work
・小説,戯曲とは別の物の著作レベルではないか。
●4.2.3 Date of the Work
・unknownか,分かる範囲に書くレベルではないか。
●4.2.4 Other Distingushing Characteristic
・この「Other」とはなにかよくわからない。other,anotherなど場所を区別することか。
●4.2.5 Intended Termination
(以下,討論せず,とばす)
●4.3 Attributes of an expression
・責任表示がない。
●4.3.5 Other Distingushing Characteristic
・識別の特徴として聖書のバージョンがあげられているが意味がわからない。
==> 文字抜けや文字が異なる部分などの聖書がある。
●4.3.10 Context for the Expression
・ここの説明ではwork-expressionの区別がわからなくなった。
●4.3.23 Recording Technique(Remote Sensing Image)
・リモートセンシング技術で何が著作(work)に入るかわからない。赤外線写真で得たものはそのままではないか。Workは入らない。