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整理技術研究グループ勉強会記録(2002年度)

「ネットワーク情報資源の組織化」第3回


日時:
2002年5月23日(木) 19:00〜
会場:
日本図書館研究会事務所
発表者 :
蔭山久子氏(帝塚山大学図書館)
テキスト:
永田治樹:『学術情報と図書館』(丸善, 1997.5)6.1「ネットワーク情報資源の書誌コントロール」
出席者:
蔭山(帝塚山大学図書館)、村井(京都精華大学情報館)、尾松(奈良県立図書館)、河手(大阪樟蔭女子大図書館)、安田(帝塚山大学図書館)、堀池(京都大学学術情報メディアセンター)

● 6. 目録とメタデータ
6.1 ネットワーク情報資源の書誌コントロール
・「情報資源の定義」でLISTSERVリストとは何か?
★当日ははっきり分からなかったのですが,登録者リスト内のメンバー間でメールを通してコミニュケーションや討論の場を提供するもののようです。
・Z39.50プロトコルとはいつ頃から日本で広まったのか?
★数前から図書館情報大など電子図書館システム構築している大学で導入されてきている。ただ,日本ではまだまだ,導入機関数が少ないのでZ39.50の導入メリットは少ないようだ。図書館システムにも標準では入っていない。今後,NII(国情研)も導入されたので横断検索システムとして導入されるところも増加するのではないか。
6.1.2 インターネットを目録する
・USMARCとLCMARCとの関係は?
★USMARCはLCMARCの発展したものではないか。現在はMARC21ではないか。
・カプラン(Caplan)の提案でUSMARCのコミュニティ・インフォメーションフォーマットとあるのは何か?
★わからない。後日調査。
・バン・デ・ウォルフ(オランダ)のInfoServicesプロジェクトの行ったオンライン情報資源の調査内容で「ローカルファイル」とは何か?
★リモートに対するローカルでオンライン接続でないパソコン内のファイルやCD-ROM,フロッピーファイルなどをさすのではないか。
・同,「問題は目録ではなくパブリケーションの仕方にあるといっている」とあるのはどういうことか。
★ネットワーク上の情報提供は本などの出版形態と大きく異なることををさしているのではないか。版などの概念も扱いにくい。
6.1.5 ネットワーク情報資源のメタデータ
・URI,URN,URL,URCの概念が今ひとつ分かり難い。URLは今でも使用し,耳にするが他はどのように利用されているのか。
★URL以外は概念的なものの段階にとどまっているのではないか。URLだけでは情報資源のありかを追求する上で問題が多い。
・IAFAテンプレートとは何かわからない。
★今回は飛ばします。
6.1.6 いくつかの課題
・TEIのヘッダーと「コアになる書誌レコード」とあるが米国の共同目録委員会が作成した目録標準案とはなにか?
★わからない。
・情報オブジェクトの製作とあるが何か。
★ネット上の情報の単位や内容は多種多様な形態が存在する。それらのあるまとまりを製作段階のまとまりなどを情報オブジェクトといっているのではないか。