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「Web2.0」の定義・・・明確な定義がない
思考方法の一つ=現在起きている変化や現象をとらえた表現
ティム・オライリーによる「Web2.0」の要素
1. サービス提供者である
2. データソースをコントロールできる
3. ユーザーの無意識な参加を促す
4. 集合知を利用する
5. ロングテールを理解する
6. プラットフォームを選ばない
7. リッチで軽い
※原文
1. The Web As Platform (プラットフォームとしてのウェブ)
2. Harnessing Collective Intelligence (集合知の利用)
3. Data is the Next Intel Inside (データは次世代の「インテル・インサイド」)
4. End of the Software Release Cycle (ソフトウェア・リリースサイクルの終焉)
5. Lightweight Programming Models (軽量なプログラミングモデル)
6. Software Above the Level of a Single Device (単一デバイスの枠を超えたソフトウェア)
7. Rich User Experiences (リッチなユーザー経験)
▼ Blog = Web log の略
特有の機能:トラックバック
トラックバック…別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対して
リンクを張ったことを通知する仕組み
←一方通行だったリンクが双方向に
→言及・被言及、リンク・被リンクの関係が公開される
=リンクによって張り巡らされたウェブの網の目が明らかになる
→相互言及が活発になる、第三者への可視化
▼RSS (Rich Site Summary, Really Simple Syndication, RDF Site Summary)
使い方
・あるサイトが更新された際にその情報をいち早く把握する
・コンテンツそのものを発信受信する
→RSSで受信した情報を自らが発信することができる
▼ SNS (Social Networking Service)
招待制によるこれまでより低い匿名性を持つコミュニティ
例) mixi…数百万人の参加者
▼ CGM (Consumer Generated Media)
UGC (User Generated Content)という言い方もある
消費者がつくったメディアやコンテンツのことで、BlogやSNSを包括する上位の概念
ウェブで情報発信するコスト(手間)が小さくなる
例)サイト v.s. Blog
情報の発信・反映・閲覧
サイト:エディタ→FTPソフトウェア→ブラウザー
Blog:すべてブラウザー
→一般市民を担い手とした情報発信が急速に進む
例)Blog、知識検索(Q&Aサイト)、Wikipedia
「Web2.0」という流れ…情報発信の担い手となる個人と個人の間の結びつきを強める傾向
個人一人ひとりの力を有効に機能させていくほうがウェブをより一層発展させる
=「自律分散」の原則の再発見