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整理技術研究グループ勉強会記録(2001年度)

「メディアの分析的研究」第7回


日時:
2001年7月27日(金) 19:20〜20:50
会場:
日本図書館研究会事務所
発表者 :
蔭山久子氏(帝塚山大学図書館)(p.40の4.4-p.48)
堀池博巳氏(京都大学大型計算機センター)(p.48-p.55)
テキスト:
FRBRの輪読(第4章ATTRIBUTES,p.40の4.4-p.55)
Functional Requirements for Bibliographic records : Fianl Report / IFLA Study Group on the Functional Requirements for Bibliographic Records. -- Munchen: K. G. Saur,1998.
およびhttp://www.ifla.org/VII/s13/frbr/frbr.htm
出席者:
吉田(帝塚山学院大)、田窪(近畿大学)、尾松(奈良県立図書館)、蔭山(帝塚山大学図書館)、堀池(京都大学大型計算機センター)

●4章 Attributes(属性)
●4.4 Attributes of Manifestation (実現形の属性)
・4.4.1 Title of Manifestation (実現形のタイトル)
・4.4.2 Statement of Responsibility (責任表示)文中にStatement(表示)がよく出てくるが何故,こだわるのかわからない。 --> 目録に関連させて考えているだろう。
・4.4.3 Edition/Issue Designation (版/刷表示)
 これはWorkの説明の個所ではなかったが,Workに対しても版があってよいのではないか。
◆いずれにしても4.4.1から4.4.3までの説明ではManifestationがよくわからない。
・4.4.4(Place of Publication/Distribution)から4.4.6(Date of cation/Distribution)まで実体が持って初めて出現するものである。p.14の表3.2の実体と責任表示の関係性とバランスしない。
・4.4.10(Extent of the Carrier)と4.4.11(Physical Medium)とは例からするとメディアとキャリアーの区別がよくわからない。
・4.4.12(Capture mode)は4.4.11との区別がよくわからない。
 例えば,本はインクでcaptureしていることになるのか?
・4.4.13(Dimensions of the Carrier) キャリアーの大きさ
 ネットワーク情報資源の場合はどうなるのか?いわゆるバイトという単位で大きさにするのか。
● 4.5 アイテム(個別資料)の属性(Attributes of an Item)
・4.5.6 Condition of the Item(アイテムの物理的状態)
  plateは差し込みの図版ではないか。
・4.5.7 Treatment History(処理歴)は博物館的な利用である。
・4.5.8 Scheduled Treatment(処理計画)はこれは博物館には概念である。
・4.7.2 Number Asoociated with the Corporate Bodyは団体(Corporate Body)の意味としてEventの方がいいのではないか。第○回展示会とか。
・4.9 Attributes of an Object(オブジェクトの属性)
 p.26のEntityの3.2.8にも出てきたがここでは固有名詞ばかりが例題(Apollo 11)にあげられていた。しかし,ここでは普通名詞(a Building,a ship)ばかりがあげられている。ずれがあるのではないか。
・4.11.1 term for the Place
 例としてあげられているのは固有名詞ばかり(ロンドン,聖ローレンス川)であるが,海,川,郊外は入らないのか?
・この「Other」とはなにかよくわからない。other,anotherなど場所を区別することか。
●4.2.5 Intended Termination
(以下,討論せず,とばす)
●4.3 Attributes of an expression
・責任表示がない。
●4.3.5 Other Distingushing Characteristic
・識別の特徴として聖書のバージョンがあげられているが意味がわからない。
==> 文字抜けや文字が異なる部分などの聖書がある。
●4.3.10 Context for the Expression
・ここの説明ではwork-expressionの区別がわからなくなった。
●4.3.23 Recording Technique(Remote Sensing Image)
・リモートセンシング技術で何が著作(work)に入るかわからない。赤外線写真で得たものはそのままではないか。Workは入らない。