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今年度の日図研研究大会(第63回,2012年3月5日)で行う予定のグループ研究発表について中間報告を行い、その後意見交換を行った。
近年出版された図書『図書館にドン・キホーテがいた頃 : 1980〜90年代の図書館少数者運動』における学術情報システム関連の記述が紹介され、学術情報システムに関する文献リストのリストが示された。
研究の目的として、「ぱぴるす」および「大学図書館問題研究会京都」の内容分析を通じ、京都における学術情報システムの受容がどのようなものであったかを明らかにすること、特に、組合の機関紙の内容分析を通じて、近現代図書館における新制度等に対する図書館(員)の「受容史」を明らかにできるのではないかという研究手法を提案することが挙げられた。研究手法は文献調査であり、研究の範囲は1978年〜1992年である。
「ぱぴるす」の記事について内容の分析をおこなった。
「大学図書館問題研究会京都」の記事について内容の分析をおこなった。
「ぱぴるす」と「大学図書館問題研究会京都」の記事について、内容を比較し、今後の研究の展望について述べた。
発表者は上記の調査結果を踏まえた質疑応答を行ったが、その内容は第63回研究大会での発表と重複するため、ここでは簡略な記録にとどめた。詳細は、『図書館界』掲載予定のグループ研究発表論文をご覧いただきたい。
(記録文責:今野創祐)