情報組織化研究グループ月例研究会報告(2011.12)

変革期の目録法(まとめ)

和中幹雄(大阪学院大学)、渡邊隆弘(帝塚山学院大学)


日時:
2011年12月17日(土) 14:30〜17:00
会場:
キャンパスポート大阪
発表者 :
和中幹雄氏(大阪学院大学)、渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学)
テーマ :
変革期の目録法(まとめ)
共催:
目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
出席者:
池須安希(大阪音楽大学)、稲葉洋子(神戸大学)、井原英恵(神戸大学)、大場利康(国立国会図書館関西館)、加藤信哉(名古屋大学)、川崎秀子(佛教大学)、河手太士(静岡文化芸術大学図書館)、久保恭子、坂口まゆみ、佐藤毅彦(甲南女子大学)、塩見橘子、篠田麻美(国立国会図書館)、柴田正美(放送大学)、杉本節子(相愛大学)、高畑悦子(追手門学院大学)、中村恵信(大阪府立大学羽曳野図書センター)、中村友美、成迫敬子(大阪音楽大学)、堀池博巳、松井純子(大阪芸術大学)、松林正己(中部大学)、松本聖(豊中市立図書館)、山田美雪、山中秀夫(天理大学)、和中、渡邊、他1名<27名>

 「変革期の目録法」のテーマを掲げて行ってきた2011年度の活動のまとめを行うとともに、日図研第53回研究大会で行う予定のグループ研究発表についての中間報告を発表し、意見交換を行った。

1.今年度のグループ研究活動と、最近の動向

 渡邊が、本年度のグループ活動のまとめと、書誌情報・目録法に関わる本年1年間の動向紹介を簡単に行った。

2.書誌コントロールの新たなフレームワークに向けた課題整理:JAPAN/MARC頒布開始から30年が経過して

 続いて和中が、研究大会発表の中間報告を行った。RDAに関わる動向整理の後、「書誌コントロールの戦後体制」と題して、1940年以降の国際的な書誌コントロール概念の流れの整理、目録規則の展開と国立国会図書館の活動を中心としたわが国における書誌コントロールの時代区分の試み、等が述べられた。次いで、近年における国立国会図書館、国立情報学研究所等の動向を踏まえて、書誌コントロールの今後に向けた課題整理が行われた。

本発表内容は、研究大会発表及び『図書館界』64巻2号に執筆予定のグループ研究発表論文と重なるため、今回の記録文は簡略にとどめる。

参考資料