情報組織化研究グループ月例研究会のご案内

 年9回程度の月例研究会を開催しています。近年はオンラインでの開催が中心です。
どなたでも自由にご参加いただけます。また、案内を毎回メールでお送りすることもできます。ご質問等も含め、世話人までお気軽にご相談下さい。

月例研究会記録過去の開催案内


2024年10月月例研究会

研究空間としての資料管理データベースー秩父宮スポーツ博物館を例にー

※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。

日時:
2024年10月26日(土) 14:30〜16:00 

会場(開催方法):
Zoomミーティング
発表者 :
赤間亮氏(立命館大学アート・リサーチセンター)
テーマ :
研究空間としての資料管理データベースー秩父宮スポーツ博物館を例にー
概要:

立命館大学アート・リサーチセンターは、現在文部科学省「国際共同利用・共同研究拠点」として、数多くのデジタル・ヒューマニティーズ型プロジェクトを受け入れている。その機能の根幹にあるのが、研究活動の効率化を目指して開発されているデータベース群である。

データベース群は、リソース型データベースとレファレンス型データベースがあり、前者には「収蔵品管理」システムとしても使える「文化資源ポータルデータベース」がある。また、専門的な図書を研究空間に載せる「近代書籍データベース」もある。

こうしたシステム環境を使って、新たな収蔵品管理と活用に挑戦している秩父宮スポーツ博物館を例に、アート・リサーチセンターの研究空間について紹介し、資料管理データベースの活用のありかたについて、議論をしてみたい。

参考文献:
参加資格 :
どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
参加費用 :
無料
参加方法 :
申し込みサイト(https://forms.gle/opVLcqiPgdpuDbZc6)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。

※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。


2024年11月月例研究会

日本昔話に於けるタイプ・インデックスのこれまでとこれから

※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。

日時:
2024年11月30日(土) 14:30〜16:00 

会場(開催方法):
Zoomミーティング
発表者 :
川又理奈氏(國學院大學大学院文学研究科文学専攻伝承文学コース博士前期課程1年)
テーマ :
日本昔話に於けるタイプ・インデックスのこれまでとこれから
概要:

日本の昔話のタイプ・インデックスは、主なものとして1948年に『日本昔話名彙』、1950年〜1958年に『日本昔話集成』、1978年〜1979年に『日本昔話大成』、1977年〜1998年に『日本昔話通観』といったものが刊行されてきた。その中で一番新しいものが今回主に取り扱う『日本昔話通観』である。しかし「新しい」といっても刊行から既に30年程、初版から数えると40年近くになる。この30年の中で新たな研究成果があるはずである。加えて技術も発達しているため、現代ではデータベースという選択肢を取ることができるだろう。また、最新のものであるとはいえども使い勝手が良いとはいえない。そのため、日本の昔話のタイプ・インデックスや資料集をどう便利にするか、データベースにする際に何に留意すべきかということを考えなくてはならない。今回の発表ではその一助となるようなことを示したい。そして、情報学のご専門の方の知見を頂けたら幸いである。

参加資格 :
どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
参加費用 :
無料
参加方法 :
申し込みサイト(https://forms.gle/nmA7CiWkXtfAQtnj9)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。

※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。


2024年12月月例研究会

索引言語Broad System of Ordering (BSO)の新しさ

※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。

日時:
2024年12月7日(土) 14:30〜16:00 

会場(開催方法):
Zoomミーティング
発表者 :
川村 敬一氏(元獨協医科大学図書館・英国BSO委員会)
テーマ :
索引言語Broad System of Ordering (BSO)の新しさ
概要:

BSOはユネスコと国際学術連合会議(ICSU)が提唱した世界科学情報システム構想(World Science Information System or UNISIST programme)に基づき、国際ドキュメンテーション連盟(FID)を舞台に、異なる索引言語(分類表,件名標目表、シソーラスなど)が作り出す主題情報の変換言語として1978年に完成した。索引言語としてのBSOは、戦後の分類研究の理論的成果を具現した新しい一般分類表と位置づけできる。1994年に機械可読の改訂版が出てから30年が経つが、最近ではインターネットの普及にともなう利用者自身による主題検索を支援する情報言語として注目されている。発表者は2023年に内外の潜在的BSO利用者にむけた英文図書を樹村房より出版した。本書の構成を解説した上で、変換言語、索引言語、情報言語としてのBSOについて述べる。

参考文献:
  • Kawamura, K. Broad System of Ordering (BSO). Tokyo, Jusonbo, 2023, 91p.
  • 川村敬一『主題検索の現状理解と今後の方向性について』樹村房,2020, 84p.
  • Kawamura, K. “Eric Coates”. ISKO Encyclopedia of Knowledge Organization. 2018. (https://www.isko.org/cyclo/coates
参加資格 :
どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
参加費用 :
無料
参加方法 :
申し込みサイト(https://forms.gle/wAi1BUVLUQqk2p648)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。

※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。


2025年1月月例研究会

新・国立国会図書館サーチの機能と、機能を導いた設計思想、さらに今後の展望について

日時:
2025年1月11日(土) 14:00〜16:30 

※今回は14時ちょうどからの開始となり、終了予定時刻は16時半となります。
会場(開催方法):
日本図書館協会2階研修室 (東京都中央区新川1-11-14)
発表者 :
宇野 亮一氏(国立国会図書館利用者サービス部サービス企画課)
テーマ :
新・国立国会図書館サーチの機能と、機能を導いた設計思想、さらに今後の展望について
概要:

旧国立国会図書館オンラインとサーチを統合した新・国立国会図書館サーチについて、開発に携わった発表者が説明する。

(1)「国立国会図書館と全国の図書館の資料」「調べ方案内やレファレンス事例」「全文検索」等を統合的に行える、新サーチの機能性

(2)オンラインとサーチを統合した決定や、調べ方などまで統合的に検索できる機能、検索結果一覧・所蔵表示の優先順位決定などの背後にある設計の思想

(3)さらに発展・拡大できるとすれば、どのような方向性、機能があるか

また、(1)〜(3)を踏まえ、会場と自由な意見交換を行う。参加者がサーチをより使いこなせるようになることと、今後サーチをどのように改善するかのヒントを得ること、双方を狙いとしたセッション。

参考文献:
  • 「国立国会図書館サーチ」をリニューアルしました (『国立国会図書館月報』2024.3
    https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_13336437_po_geppo2403.pdf?contentNo=1#page=17
  • リサーチ・ナビ (『国立国会図書館月報』2024.5)
    https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_13578995_po_geppo2405.pdf?contentNo=1#page=8
  • 全国書誌データ等の提供(『国立国会図書館月報』2024.6)
    https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_13610008_po_geppo2406.pdf?contentNo=1#page=23
  • 国立国会図書館サーチ―国立国会図書館の提供するレファレンスツールを使いこなす―(国立国会図書館ウェブサイト 遠隔研修動画)2024.7
    https://www.ndl.go.jp/jp/library/training/remote/referencetool_ndlsearch.html
  • 参加資格 :
    どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
    参加費用 :
    無料
    参加方法 :
    申込不要