年9回程度の月例研究会を開催しています。近年はオンラインでの開催が中心です。
どなたでも自由にご参加いただけます。また、案内を毎回メールでお送りすることもできます。ご質問等も含め、世話人までお気軽にご相談下さい。
立命館大学アート・リサーチセンターは、現在文部科学省「国際共同利用・共同研究拠点」として、数多くのデジタル・ヒューマニティーズ型プロジェクトを受け入れている。その機能の根幹にあるのが、研究活動の効率化を目指して開発されているデータベース群である。
データベース群は、リソース型データベースとレファレンス型データベースがあり、前者には「収蔵品管理」システムとしても使える「文化資源ポータルデータベース」がある。また、専門的な図書を研究空間に載せる「近代書籍データベース」もある。
こうしたシステム環境を使って、新たな収蔵品管理と活用に挑戦している秩父宮スポーツ博物館を例に、アート・リサーチセンターの研究空間について紹介し、資料管理データベースの活用のありかたについて、議論をしてみたい。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
日本の昔話のタイプ・インデックスは、主なものとして1948年に『日本昔話名彙』、1950年〜1958年に『日本昔話集成』、1978年〜1979年に『日本昔話大成』、1977年〜1998年に『日本昔話通観』といったものが刊行されてきた。その中で一番新しいものが今回主に取り扱う『日本昔話通観』である。しかし「新しい」といっても刊行から既に30年程、初版から数えると40年近くになる。この30年の中で新たな研究成果があるはずである。加えて技術も発達しているため、現代ではデータベースという選択肢を取ることができるだろう。また、最新のものであるとはいえども使い勝手が良いとはいえない。そのため、日本の昔話のタイプ・インデックスや資料集をどう便利にするか、データベースにする際に何に留意すべきかということを考えなくてはならない。今回の発表ではその一助となるようなことを示したい。そして、情報学のご専門の方の知見を頂けたら幸いである。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
BSOはユネスコと国際学術連合会議(ICSU)が提唱した世界科学情報システム構想(World Science Information System or UNISIST programme)に基づき、国際ドキュメンテーション連盟(FID)を舞台に、異なる索引言語(分類表,件名標目表、シソーラスなど)が作り出す主題情報の変換言語として1978年に完成した。索引言語としてのBSOは、戦後の分類研究の理論的成果を具現した新しい一般分類表と位置づけできる。1994年に機械可読の改訂版が出てから30年が経つが、最近ではインターネットの普及にともなう利用者自身による主題検索を支援する情報言語として注目されている。発表者は2023年に内外の潜在的BSO利用者にむけた英文図書を樹村房より出版した。本書の構成を解説した上で、変換言語、索引言語、情報言語としてのBSOについて述べる。
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