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情報組織化研究グループ月例研究会報告(2021.12)

「京都における学術情報システムの受容」

今野創祐氏(京都大学工学研究科建築系図書室)


日時:
2021年12月25日(土)14:30〜16:15
会場:
(Zoomミーティング)
発表者:
今野創祐氏(京都大学工学研究科建築系図書室)
テーマ:
「京都における学術情報システムの受容」
出席者:
荒木のりこ(大阪大学附属図書館)、石田康博(名古屋大学法学部アジア法資料室)、伊藤民雄(実践女子大学図書館)、蟹瀬智弘(藤女子大学)、小山荘太郎(三重大学国際・情報部)、坂下直子(京都女子大学)、塩見橘子、柴田正美(三重大学名誉教授)、田窪直規(近畿大学)、徳原靖浩(東京大学U-PARL)、中道弘和(堺市立図書館)、福田一史(大阪国際工科専門職大学)、松川隆弘、光富健一(INFOSTA)、森原久美子(秀明大学図書館)、和中幹雄、他2名、今野<19名>

 今年度の日図研研究大会(第63回,2012年3月5日)で行う予定のグループ研究発表について中間報告を行い、その後意見交換を行った。

1.研究の概要

 近年出版された図書『図書館にドン・キホーテがいた頃 : 1980〜90年代の図書館少数者運動』における学術情報システム関連の記述が紹介され、学術情報システムに関する文献リストのリストが示された。
 研究の目的として、「ぱぴるす」および「大学図書館問題研究会京都」の内容分析を通じ、京都における学術情報システムの受容がどのようなものであったかを明らかにすること、特に、組合の機関紙の内容分析を通じて、近現代図書館における新制度等に対する図書館(員)の「受容史」を明らかにできるのではないかという研究手法を提案することが挙げられた。研究手法は文献調査であり、研究の範囲は1978年〜1992年である。

2.「ぱぴるす」の分析

 「ぱぴるす」の記事について内容の分析をおこなった。

3.「大学図書館問題研究会京都」の分析

 「大学図書館問題研究会京都」の記事について内容の分析をおこなった。

4.結論と今後の課題

 「ぱぴるす」と「大学図書館問題研究会京都」の記事について、内容を比較し、今後の研究の展望について述べた。

5.今後に向けて

  発表者は上記の調査結果を踏まえた質疑応答を行ったが、その内容は第63回研究大会での発表と重複するため、ここでは簡略な記録にとどめた。詳細は、『図書館界』掲載予定のグループ研究発表論文をご覧いただきたい。

(記録文責:今野創祐)