- 日時:
- 2024年6月8日(土) 14:30〜16:30
00 ※当初の終了予定時刻から変更となっております。
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
田窪 直規氏
- テーマ :
- 情報組織化研究グループと私(仮題)
- 概要:
- 情報組織化研究グループに顔を出しだして40年弱(当時は整理技術研究グループ)。私の研究はこのグループとつかず離れずであったように思う。3月末で近畿大学司書課程の教員を定年退職したので、私の研究の来し方を情報組織化研究グループとのかかわりを意識しつつ振り返ってみたい。
- 配布資料:本体(PDF)、注(PDF)
-
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/1iW7nG6R3cqotMpa9)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
Records in Contextsの思想と実践方法(仮)
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2024年5月18日
25日(土) 14:30〜16:00
※当初の予定日時から変更となっております。
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
元ナミ氏(東京大学文書館助教)、橋本陽氏(京都大学大学文書館助教)
- テーマ :
- Records in Contextsの思想と実践方法(仮)
- 概要:
- アーカイブズ記述の新しい標準であるRecords in Contexts(RiC)は、初版が2016年に、最新の1.0版が2023年11月に公表された。本報告では、RiCがどのような思想のもと作成されているのか、そして、それを実践するにはどのような手立てがあるかについて説明する。思想の面については、従来の記述標準からなぜ変更する必要があったのかをまとめ、RiCにおいて想定される記述の原理について簡潔に言及する。さらに、それを前提知識として確認した上で、実践の面については、フランス国立公文書館が開発したRiC-O Converterなど各国の活用方法を紹介しながら検討する。
- 参考文献:
-
元ナミ、橋本陽「アーカイブズ記述の新標準:Records in Contexts (RiC)の実装方法」、『デジタルアーカイブ学会誌』6巻s3号、2022 年、s230-s233 頁、https://doi.org/10.24506/jsda.6.s3_s230
元ナミ「アーカイブズ記述の新標準:Records in Contexts(RiC)をめぐる最新動向と今後の展望」、『アーカイブズ学研究』第39号、2023年、28-39頁。
ICA-EGAD, https://github.com/ICA-EGAD
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/xL8hVzF4UPETvRei7)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
夢見る「書誌コントロール」
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2024年4月20日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
中井 万知子氏(元国立国会図書館、日本図書館協会分類委員長)
- テーマ :
- 夢見る「書誌コントロール」
- 概要:
- 発表者が2023年秋に刊行した『夢見る「電子図書館」』は、国立国会図書館(以下、NDL)の電子図書館事業の歩みをたどったものである。その前史として、NDLの成立、機械化と書誌情報に対する取組みについても記述し、結果的に、NDLの書誌情報の歴史についても跡づけようとの意図を持つに至った。今回の発表では、後者をクローズアップしようと思う。NDLが創設された1948年は、ユネスコを後ろ盾とした「国際書誌コントロール」が発案されつつある時期にあたり、新設の国立図書館にとって、「書誌」は世界への窓を開いたといって過言ではない。MARCの時代を経て、情報環境の変化の中で、そのサービスがどのように変わって来たのかについて見てみたい。
- 参考文献:
-
中井万知子『夢見る「電子図書館」』郵研社,2023.
中井万知子「国立国会図書館の書誌データの今後:新方針を策定して」2008.7.19月例研究会報告<http://josoken.digick.jp/meeting/2008/200807.html>
今野創祐「bibliographic controlという用語とその概念を巡って」『図書館界』71(2), 2019.7. p.116-121 < https://www.jstage.jst.go.jp/article/toshokankai/71/2/71_116/_pdf/-char/ja>.
和中幹雄「書誌コントロールの戦後体制に関する覚書」『資料組織化研究e』No.62, 2012.4 <https://creativecity.gscc.osaka-cu.ac.jp/TS/article/view/214>
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/VKBFK8rzmZT4ry1q7)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
コンラート・ゲスナー『万有書誌』の書誌記述要素の起源と成立について
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2024年2月17日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
雪嶋宏一氏(早稲田大学名誉教授)
- テーマ :
- コンラート・ゲスナー『万有書誌』の書誌記述要素の起源と成立について
- 概要:
- 16 世紀スイスの博物学者コンラート・ゲスナー(Gessner, Conrad, 1516-1565)の若き日の著作『万有書誌』(Bibliotheca universalis. Zurich: Christoph Froschauer, 1545)は書誌学の基礎を形成した画期的な書物である。本書には古代から16世紀に至る5,200名以上の著述家による現存するあるいは散逸した書物、論述、詩、書簡等の多様な情報が収録されている。それらの情報源は、過去の書物の中で言及されたもの、同時代までの書誌、著者の情報、図書館の蔵書目録、15世紀中葉以降に登場した印刷業者や書籍販売業者のリスト、知人・友人からの情報、ゲスナーが自ら実見した写本と印刷本に基づくものであった。それらの情報に基づいて、彼はまだ誰も試みたことがなかった印刷本の版の同定を可能にする書誌記述要素を編みだした。それらは、著者名、書名はもとより、出版地、出版者、出版年、判型、シート数、序文の引用あるいは目次からなっていた。さらに彼が基づいた典拠についても簡略に記載した。本発表では、ゲスナーがどのようにして印刷本の書誌記述要素を考案したのかを、拙著『書誌学の誕生:コンラート・ゲスナー「万有書誌」の研究』に基づいて解説していく。
- 参考文献:
-
雪嶋宏一『書誌学の誕生 : コンラート・ゲスナー『万有書誌』の研究』日外アソシエーツ,2022
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/TVVGVKybyC8zbUn97)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
電子ジャーナルとリンクリゾルバの普及期の省察
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2024年1月20日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
増田豊氏(ユサコ株式会社プロダクト開発担当部長)
増田豊氏略歴
1985年 ユサコ入社
2002年 Ex Libris社の代理店としてSFX販売に従事
2018年7月 第43回(2018)情報科学技術協会賞受賞 情報業務功労賞受賞
現在 プロダクト開発担当部長
おもな著作
分担執筆『電子ジャーナルで図書館が変わる』(情報学シリーズ)丸善、2000年
(論文)
「学術リンキング S・F・XとOpenURL」『情報管理』45(9)、2002年
「学術出版社の近年の動向」『情報の科学と技術』71(9)、2021年
- テーマ :
- 電子ジャーナルとリンクリゾルバの普及期の省察
- 概要:
- 本部会では、電子出版に関連するICTツールが出版コミュニケーションをどのように変容させたかを考えるために、「リンクリゾルバ」(Link Resolver)をとりあげる。
リンクリゾルバは、論文情報データベースの検索結果から電子ジャーナル/ブックへの本文を表示する文献検索ツールである。日本での販売から約20年、学術雑誌の電子ジャーナルが普及するのに伴い、電子資料の検索・閲覧に不可欠なツールとして定着した。
増田豊氏は、Ex Libris社のSFXの販売の総代理店ユサコに勤務、日本市場の拡大につとめきた。本部会では増田氏に、初期のリンクリゾルバ市場の様子や代理店の役割、メタデータとICTの関係、ツールの日本語化などのトピックを語っていただき、出版コミュニケーションの変容を省察したい。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。定員は100名(定員を超えた場合は、先着順とさせていただきます)。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/5dWPUPnU5YSKTA7L6)にてお申し込みください。
- 申込み締切 :
- 開催3日前(2024年1月17日(水))まで
*参加者には開催前日までに、Zoomの招待URLをお送りします。
- 共催 :
- 日本出版学会関西部会
※今回は、欠席された方への動画の配信はございません。 あらかじめご了解ください。
トーハンMARCの作成とNCR2018対応について
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年12月23日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
盛野友海氏(株式会社トーハン 図書館部 データベースグループ)
- テーマ :
- トーハンMARCの作成とNCR2018対応について
- 概要:
- 出版業界の流通を担う株式会社トーハンは、全国の書店へ出版物を供給する取次業務だけでなく、図書館向けのサポートも行っています。特に図書館用書誌データ(MARC)の作成・提供はその根幹を成すもので、「トーハンMARC」は全国各地の公共図書館・学校図書館等で幅広くご利用いただいております。今回はこの「トーハンMARC」がどのような特徴を有し、どのようなプロセスで作成されるのかを、現場のリアルな実情を交えながらご紹介して参ります。また、現在進めている「日本目録規則2018年版」への対応について進捗状況をお伝えし、「トーハンMARC」のアップデートについてお話しいたします。
- 参考文献:
- なし
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/3K6xN3Zipd68UroM6)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
※今回は、欠席された方への動画の配信はございません。 あらかじめご了解ください。
東京国立近代美術館アートライブラリにおける情報資源組織化について
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年11月11日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
長名大地氏(東京国立近代美術館)
- テーマ :
- 東京国立近代美術館アートライブラリにおける情報資源組織化について
- 概要:
- 2023年4月22日に,『ミュージアム・ライブラリとミュージアム・アーカイブズ』(博物館情報学シリーズ8)が樹村房から出版された。本書は,「1章ミュージアム・ライブラリの原理と課題―竹橋の近代美術館で学んだ5つの命題から」,「2章ミュージアム・ライブラリ」,「3章ミュージアム・アーカイブズ」,「4章ドキュマンタシオン―作品の歴史情報とその資料の集成」,「5章ミュージアムの中の情報連携」の全5章から構成されており,ミュージアムにおける情報資料の仕事の詳細がまとめられている。本発表では,2章を担当した発表者から,東京国立近代美術館アートライブラリにおける情報資源の組織化を中心に,具体的な実務内容を交えて紹介する。
- 参考文献:
-
水谷長志編著『ミュージアム・ライブラリとミュージアム・アーカイブズ』(樹村房,2023)
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/5ste3srdrC2SHwW56)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
国内外の図書館情報学分野の書誌500点を確認して「書誌の書誌」を作ってみた
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年10月28日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
伊藤民雄氏(実践女子大学図書館)
- テーマ :
- 国内外の図書館情報学分野の書誌500点を確認して「書誌の書誌」を作ってみた
- 概要:
- 2023年6月30日に,「書誌の書誌」を副題に持つ『探すツール:図書館,出版,メディア書誌の書誌』が日本図書館協会から出版された。「書誌の書誌」とは,既存の書誌,目録,索引等を収録対象として,その書誌データを一定の規則に基づいて排列した書誌を言う。ありそうでないのが図書館情報学分野を対象とした「書誌の書誌」で,冊子体で刊行されたのは1983年まで遡るため,40年振りの刊行となる。
本書は2部構成で,第1部が図書館情報学の書誌400種,第2部が出版学を中心にジャーナリズム(新聞学),マスコミ,マスメディア等の書誌100種を扱う。本書刊行の目的,目標,書誌記述,頭を悩ました書誌の収集・確認,本書の出版流通と図書館配架(参考図書or一般図書)等の報告を行う。
なお,当報告は2021年10月23日に開催された月例研究会報告「図書館情報学文献目録BIBLIS PLUSの構築について」の続編にあたる。本書執筆を表明したのが当時の月例研究会であった。
- 参考文献:
-
伊藤民雄著『探すツール:図書館,出版,メディア書誌の書誌』(日本図書館協会, 2023)
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/buWY4GaQdkii4CFn7)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
日本十進分類法標準化・激動の560日
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年7月15日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
藤倉恵一氏(文教大学越谷図書館)
- テーマ :
- 日本十進分類法標準化・激動の560日
- 概要:
- 「戦後は学校図書館の発足に際し刊行された文部省『学校図書館の手引』(1948)でNDC が推奨され、国立国会図書館が和漢書の分類に適用するなどの経緯があって大いに普及し、日本の標準分類法としての地歩を確立した。」これは、日本十進分類法(NDC)新訂10版「序説」より抜粋した文章(一部略・句読点修正)だが、この一文の背後には、NDC歴史上最大の転換点、分水嶺となった出来事の数々が凝縮されている。『手引』に採用する分類表の検討、連合国側の意向や指示の変転、国内の反対派の抵抗、国立国会図書館での採用など存続の危機は何度も続き、そしてNDCの不完全さを悔いる原編者・森清と、国内に広く普及し始めたNDCを保持したい初代分類委員長・加藤宗厚の考えが対立することもあった。この発表では、『手引』の議論から国立国会図書館への採用勧告(ダウンズ勧告)までの約2年の動きをまとめる。
- 参考文献:
-
1.藤倉恵一. 加藤宗厚と日本十進分類法標準化をめぐる検討. 図書館文化史研究 (39) p.97-171, 2022.
2.藤倉恵一. 日本十進分類法の成立と展開 : 日本の「標準」への道程1928-1949. 樹村房, 2018.
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/QGTMNh4sPZmdvbAm9)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
ゲームアーカイブとゲームメディア―小学館の学年誌に書かれたビデオゲーム―
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年6月17日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
毛利 仁美氏(立命館大学衣笠総合研究機構客員協力研究員)
- テーマ :
- ゲームアーカイブとゲームメディア―小学館の学年誌に書かれたビデオゲーム―
- 概要:
- ビデオゲームは1970年代後半より日本に急速に普及したが、それに関する書籍や雑誌といったメディアもまた膨大に出版されてきた。しかし、これらは全国の図書館等施設に所蔵されながらも資料分類はされておらず、出版史研究やゲーム研究に対する学術的活用の可能性、資料的価値の検討は端緒についたばかりである。
そこで本発表では、まず先行研究を元にビデオゲームに関する書籍・雑誌を整理した上で、その中でも、小学館の学年別学習雑誌(学年誌)は、ゲームメディアとしてどのような資料的価値があるのかを考察する。研究対象としたのは1975〜1987年の6学年分の学年誌におけるビデオゲームの記事である。研究方法として、まず記事の収集後、記事内容分類を作成してビデオゲーム記事データベースを構築した。そしてそれを活用しつつ、ビデオゲーム史の先行研究と照らし合わせ、資料としての特徴を考察した。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/hemiM5BaPTkdn2LY8)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
国立国会図書館の典拠データの拡充―著作とジャンル・形式用語を中心に
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年5月27日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
村上 一恵氏(国立国会図書館収集書誌部)
- テーマ :
- 国立国会図書館の典拠データの拡充―著作とジャンル・形式用語を中心に
- 概要:
- 国立国会図書館(NDL)は2021年1月から、『日本目録規則2018年版』の適用を開始し、古典作品及び日本語訳タイトルが複数存在する近現代の作品に限り、著作の典拠データの運用を開始した。同時に、ジャンル・形式用語の典拠データも運用を開始し、「国立国会図書館ジャンル・形式用語表」(NDLGFT)として公開、令和4年度書誌調整連絡会議でも取り上げた。例えばジャンル・形式用語「漫画」を使って、漫画形式の資料をまとめて検索することができるが、NDLGFTを始めとした典拠データの認知度向上が課題であり、今後周知を進めていきたい。本発表では、著作とジャンル・形式用語を中心に、NDLにおける典拠データ拡充の取組について報告する。
- 参考文献:
-
1.国立国会図書館. 国立国会図書館書誌データ作成・提供計画2021-2025
https://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bibplan2025.pdf
2.国立国会図書館. 典拠データを使った資料検索:Web NDL Authoritiesガイド
https://www.ndl.go.jp/jp/data/data_service/authorities/ndla.html
3.木村千枝. Web NDL Authoritiesの拡充:著作とジャンル・形式用語. カレントアウェアネス-E. 2022, (435)
https://current.ndl.go.jp/e2494
4.国立国会図書館. 著作に対する典拠形アクセス・ポイントの選択・形式基準(2021 年 1 月)
https://www.ndl.go.jp/jp/data/catstandards/accesspoint/pdf/work_202101.pdf
5.国立国会図書館. 国立国会図書館ジャンル・形式用語作業指針(2023年4月)
https://www.ndl.go.jp/jp/data/catstandards/classification_subject/pdf/genre_manual_202304.pdf
6.国立国会図書館. 令和4年度書誌調整連絡会議報告
https://www.ndl.go.jp/jp/data/basic_policy/bib_control/conference/2022_report.html
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/sGsnx6Et9awPuKWz9)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年4月15日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
林 賢紀氏(国際農林水産業研究センター)
- テーマ :
- これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて
- 概要:
- これからの学術情報システム構築検討委員会(「これから委員会」)がとりまとめた「これからの学術情報システムの在り方について(2019)」では、これからの学術情報システムが実現すべき機能及び検討課題をまとめている。このうち、「進むべき方向性」として「メタデータの高度化」が示されている。
この方向性を具体化するため、「これから委員会」に設置された「システムワークフロー検討作業部会」において、「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針(2022)」を2022年11月にとりまとめたところである。
本発表では、国際流通やウェブ世界での利活用の促進を念頭に、今後どのようにメタデータを整備すべきか、この「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針(2022)」を元に議論したい。
- 参考文献:
-
これからの学術情報システムの在り方について(2019)
https://contents.nii.ac.jp/korekara/documents
これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針について(2022)
https://contents.nii.ac.jp/korekara/news/20221102
これからの学術情報システム構築検討委員会 議事要旨・配付資料
https://contents.nii.ac.jp/korekara/about/document
システムワークフロー検討作業部会 ドキュメント
https://contents.nii.ac.jp/korekara/about/sw_wg/documents
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/tJE4JGsVxbPW9oKW9)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
アーカイブズ記述アプリケーション「AtoM」導入の過程:エル・ライブラリーの事例から
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年2月25日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
谷合佳代子氏(エル・ライブラリ―(大阪産業労働資料館)館長)
- テーマ :
- アーカイブズ記述アプリケーション「AtoM」導入の過程:エル・ライブラリーの事例から
- 概要:
- 図書館の中のアーカイブズの組織化をめぐる紆余曲折を経て、エル・ライブラリーではオープンソースのアプリAtoMを導入することとした。
資料記述のための国際標準の動向を踏まえつつ、当館独自の記入規則を作成するために行ってきた検討を公開する。
アーカイブズの特徴と図書館資料との違い、新しい国際標準RiC(Records in Contexts)の解説をふまえ、AtoM導入の現状と課題を報告する。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/kCF7hMPBnfFSTVtz5)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
日米に於ける目録作成の違い:BIBCOの現状分析を通じて
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2023年1月21日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
中野ひかる氏(国際農林水産業研究センター)、今野創祐氏(京都大学)、和中幹雄氏
- テーマ :
- 日米に於ける目録作成の違い:BIBCOの現状分析を通じて
- 概要:
- 米国における共同目録プログラムProgram for Cooperative Cataloging (PCC)が目録界を牽引してきた歴史的背景や概要の紹介を通じて、典拠データを重視するNCR2018に基づく日本の今後の目録作成のあり方を考える。
PCCは、BIBCO(図書)、CONSER(逐次刊行物)、NACO(名称典拠)、SACO(主題典拠)の4つの書誌作成プログラムによって構成されている。これらの具体的な運営も解説する。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/iN2AumgCU67ntG5N6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
メタデータ流通ガイドラインの公開:メタデータ連携の現場から
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2022年12月17日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
河口由佳氏(国立国会図書館電子情報部)
- テーマ :
- メタデータ流通ガイドラインの公開:メタデータ連携の現場から
- 概要:
- 2022年3月、国立情報学研究所(NII)・科学技術振興機構(JST)・国立国会図書館(NDL)連絡会議の下に設けられた「メタデータの相互運用性に関する検討ワーキンググループ」において、NDLとオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)・これからの学術情報システム構築検討委員会(これから委員会)・NIIが共同で作成した「メタデータ流通ガイドライン」が公開された。
本ガイドライン策定の背景や概要、また、今後のスコープについて、メタデータ提供サービスの1つである、国立国会図書館サーチのメタデータ連携(収集・組織化・提供)の現状と課題を交えてご紹介する。
- 参考文献:
-
メタデータ流通ガイドライン
https://iss.ndl.go.jp/information/guideline/
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/Pm2QbDvapEZCe1gNA)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
戦前の日本における音楽分野の図書館分類
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2022年10月22日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
山本宗由氏(愛知学院大学非常勤講師)
- テーマ :
- 戦前の日本における音楽分野の図書館分類
- 概要:
- 本発表では、戦前期の日本の図書館において、音楽資料がどのように分類されてきたのかを考察する。日本の音楽分野の資料は、他の芸術分野よりも西洋からの影響が強く、日本音楽ではなく西洋音楽を中心とした資料が多数を占めている。現行の日本十進分類法(NDC)新訂10版においても、その傾向は明らかである。しかし、NDCが作られた昭和初期のころは、音楽資料の数も少なく、NDC760/769の分類の変遷を見てみると、試行錯誤の跡が窺える。現在まで続くNDCの音楽分類がどのように定まっていったのか、当時の資料を読み解きながら辿っていきたい。
- 参考文献:
-
藤倉恵一『日本十進分類法の成立と展開』樹村房, 2018.
山本宗由「日本の図書館分類の黎明期における音楽資料の分類法―戦前の日本十進分類法(NDC)760を中心に―」『図書館文化史研究』2021, 38, p.1-26.
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/vz5yGDKCjjxprdwv6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
地域文化遺産情報の発見を支援するメタデータモデルとシステム機能要件
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2022年7月23日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
三島大暉氏(宮内庁三の丸尚蔵館学芸室研究員)
- テーマ :
- 地域文化遺産情報の発見を支援するメタデータモデルとシステム機能要件
- 概要:
- 2019年に改正文化財保護法が施行され地域における文化遺産の活用がより重視されるようになったが、地域に所在する文化遺産の情報は見つけにくい現状がある。そのような情報は図書館の地域資料(郷土資料)やウェブから探すことになるが、市区町村を横断して信頼性の高い情報を探し出す仕組みは十分整備されていない。発表者は、市区町村がウェブサイトに掲載する指定・登録等の文化財の一覧を地域文化遺産情報のコア情報として集約し、リンクト・データにより他の情報源と連携しながら地域文化遺産情報の発見につながるメタデータモデルおよびシステムの機能要件について検討を行った。本発表では、上記メタデータモデルおよびシステムの機能要件を紹介するとともに、論文公開後に生じた変更点や課題について報告する。
- 参考文献:
-
1)三島大暉. リンクト・データを用いた地域文化遺産情報の発見支援―美術作品への応用に向けて―. 美術研究, no. 431, 2020, p. 25-42.
2)三島大暉, 宇陀則彦. 文化財リストを用いた地域文化遺産情報の集約と連携. 情報知識学会誌, vol. 31, no. 1, 2021, p. 51-70. https://doi.org/10.2964/jsik_2021_017
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/o3xvsT2jJmUY8WPa6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
アジア資料の組織化の課題
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2022年6月18日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
徳原靖浩氏(東京大学附属図書館アジア研究図書館寄付研究部門(U-PARL)特任助教)
- テーマ :
- アジア資料の組織化の課題
- 概要:
- 全国の大学・研究機関図書館の所蔵資料に占める(日中韓以外の)アジア諸言語資料は、量的には非常に少ないものの、海外地域の研究を行う大学・研究機関図書館にとっては、不可欠な研究資源の一部である。これらの資料に対する利用者のアクセスを確保する上で、分類や目録といった組織化のプロセスが重要であることは言うまでもないが、組織化を適切に行うためには、図書館システムの導入・リプレイス、請求記号や書架分類の策定の段階から、アジア諸言語資料の特徴を考慮して制度設計を行うことが望ましい。
本発表では、既存の目録規則や分類法によってアジア資料を組織化する上で生じる問題について、具体的な事例を紹介し、課題と展望について述べる。
- 参考文献:
-
・U-PARL編『図書館がつなぐアジアの知:分類法から考える』東京大学出版会、2020年
-
・徳原靖浩「イスラーム地域研究資料の収集・整理・利用の課題と展望」『情報の科学と技術』第66巻第1号、2016年、8-13頁。(https://doi.org/10.18919/jkg.66.1_8)
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/JFxwLytqFiRtttZN6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
漢籍利用者の研究プロセスと利用者タスク:evidence-basedな目録規則を目指す試み
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2022年5月21日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
木村麻衣子氏(日本女子大学文学部准教授)
- テーマ :
- 漢籍利用者の研究プロセスと利用者タスク:evidence-basedな目録規則を目指す試み
- 概要:
- 「利用者タスク」概念の導入は,FRBRの特に画期的な点であり,IFLA LRMにも引き継がれたが,実際の利用者行動に基づいて分析されたものではない。利用者ニーズに合致した図書館目録の実現のためには,実際の利用者行動に基づいた利用者タスクの分析と,これらをふまえた目録基準の整備が理想である。発表者は,13名の漢籍利用者を対象に,インタビュー調査を通じて研究プロセスを明らかにし,プロセスの中の行為をユースケースとして記述した1)2)。現在はこれらの結果から利用者タスクと,利用者タスクに結び付くエレメントを特定することを試みている。本発表では上記論文1)からは割愛した事柄や,進捗を含め研究成果を報告する。(本研究はJSPS科研費18K18329および20H00013の助成を受けています。)
- 参考文献:
-
1)木村麻衣子. 漢籍利用者のユースケースと研究プロセス. 日本図書館情報学会誌. 2022, 68(1), p. 22-40.
2)木村麻衣子"漢籍利用研究者のユースケース", 2022.2.17, https://www.evernote.com/l/ALAFG2NXLZhGprZTOrJFloWfA0tS3uBqeac/, (accessed 2022-03-04).
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/SSSr8oYtphfJfaYD7)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
マンガの内容に基づく探索のための主題語の機械的付与の試み
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2022年4月16日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
三原鉄也氏(ITコンサルタント/(一社)コネクテッド社会研究機構)
- テーマ :
- マンガの内容に基づく探索のための主題語の機械的付与の試み
- 概要:
- マンガは毎年1万点以上出版されるその膨大な出版点数に加えて、タイトルをはじめとする書誌情報にその具体内容が表れていることは稀である。従ってマンガについて主題に関する情報が提供されることの意義は大きいものの、図書館においては日本目録規則では件名標目の付与対象から外されており、今日に至る。
近年、オンライン書店や電子書籍配信で扱われるマンガが増加し、それらの検索・流通のために提供されるメタデータの中にタグやキーワードなどの主題語が付与されることも増えたものの、意味的な探索のための構造化が不十分でその活用の幅は限られている。
本発表では、マンガにも一般の書籍同様の主題語を付与すべく発表者がこれまでに取り組んできた、既存のWeb上の情報資源を利用してマンガにその内容を表す主題語を機械的に付与する試みについて紹介する。
- 参考文献:
-
・志賀 大輝, 三原 鉄也, 永森光晴, 杉本重雄.
書誌情報と主題語彙のリンキングによるマンガの主題検索のためのデータセット構築.
人工知能学会研究会資料,vol.47, no.17, 2019, p.1-9.
https://doi.org/10.11517/jsaisigtwo.2019.SWO-047_17
・後藤 佑斗, 三原 鉄也, 永森 光晴.
マンガの内容に基づく探索のためのNDC-LDとのリンキング.
情報知識学会誌, vol. 31, no.2, 2021, p.192-197.
https://doi.org/10.2964/jsik_2021_026
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/rctDYb7KBaSxQF6c8)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
TRC MARCにおける日本目録規則2018年版への対応
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2022年2月19日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
横山英子氏(株式会社図書館流通センターデータ部)
- テーマ :
- TRC MARCにおける日本目録規則2018年版への対応
- 概要:
- 株式会社図書館流通センターが提供するTRC MARCは、1982年の提供開始以来、日本国内の多くの公共図書館で使われてきました。これまでにも図書館の要望に応える形で拡充を行ってきたTRC MARCですが、「日本目録規則2018年版」(以下、NCR2018)が刊行されたことに伴い、その適用を目指した改定を行いました。これまでに提供をしてきたMARCとの継続性を考慮しつつ、NCR2018適用にあたり、どういった改定を行ったのか。それにより、どんな新しい検索を可能にするのか。2022年1月から新たに提供を開始したばかりの、NCR2018に対応したTRC MARCについてご紹介します。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/gmmNGDDNgpCXL9BM7)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
新たな図書館システム・ネットワークにおけるメタデータ:共同利用システムをめぐる様相
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2022年1月22日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
飯野勝則氏(佛教大学図書館)
- テーマ :
- 新たな図書館システム・ネットワークにおけるメタデータ:共同利用システムをめぐる様相
- 概要:
- 国立情報学研究所は2021年6月17日付で,NACSIS-CAT/ILLの再構築に関するプレスリリースを行った。その内容は,これからの学術情報システム構築検討委員会が取りまとめた『これからの学術情報システムの在り方について(2019)』を踏まえたものであり,「紙」の資料に加え,「電子」の資料に対応した「共同利用システム」の実現について述べるものであった。本発表では,これからの学術情報システム構築検討委員会が考える「共同利用システム」を基盤とした,さまざまなメタデータの在り方やシステム面の方向性,その様相について紹介する。
- 参考文献:
- NII NEWS RELEASE https://www.nii.ac.jp/news/upload/nii_newsrelease_20210617.pdf
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/UZh9EV6pqLJM8U6W9)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
京都における学術情報システムの受容
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2021年12月25日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
今野創祐氏(京都大学工学研究科建築系図書室)
- テーマ :
- 京都における学術情報システムの受容
- 概要:
- 2021年2月、『図書館にドン・キホーテがいた頃』(東條文規、ポット出版プラス)が出版され、大学図書館界を中心に話題となった。この図書においては、学術情報システムに対する大学図書館界の受けとめとして、大学図書館問題研究会(現:大学図書館研究会)が発行した機関紙「大学の図書館」の内容の分析などがなされた。
学術情報システムに関連した文献は大量に存在し、それらについてまとめた文献リストも複数発行されている。しかし、大学の職員組合の機関紙や、大学図書館問題研究会の地域支部(現:地域グループ)が発行した機関紙に掲載された文献については、それら文献リストでは十分に把握がなされていない。
本発表では、京大職組図書館職員部会が発行した機関紙「ぱぴるす」および大学図書館問題研究会京都支部が発行した機関紙「大学図書館問題研究会京都」の内容分析を通じ、京都における学術情報システムの受容がどのようなものであったかを明らかにすることを試みる。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/fS7g2iW9nR1MZWBJ9)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
※今回の発表は、来年開催予定の日本図書館研究会の研究大会における、情報組織化研究グループのグループ発表の中間報告です。
図書館情報学文献目録BIBLIS PLUSの構築について
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2021年10月23日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
伊藤民雄氏(実践女子大学図書館)
- テーマ :
- 図書館情報学文献目録BIBLIS PLUSの構築について
- 概要:
- 「BIBLIS PLUS」は、明治期から現在までに発表された図書館情報学文献の一括検索を目指して構築しているデータベースである。2021年7月21日現在の登録件数は約20万8千件である。当データベースには、?戦前期の「図書館雑誌」、「図書館研究」、「書誌学」を始め、戦後期に創刊された主要誌の創刊号からの総目次+総索引に加えて、?データベースの名称をお借りしている日本図書館情報学会「BIBLIS for Web」、渡邊隆弘氏「情報組織化関連記事一覧2000−2019」、日本私立大学協会『図書館学文献目録』、日野市立図書館「日野市立図書館関係文献リスト」、等の文献コレクションも取り込んでいる。日本図書館研究会の「図書館界」については、1947年5月刊行の創刊号から2021年3月までの417冊全てに当たり、論文掲載時に付与された件名とNDCからも検索できるようにした。今回の発表では、企画立案から実際の作業、今後の展望までを述べる。なお、当データベースは検索システムのみ2019/2020年度私立大学図書館協会研究助成を利用して構築した。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/SPiaPGRjBsx59TZ9A)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
毛利宮彦「簡明十進分類法」を読む:NDCのライバルになれなかった十進分類法
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2021年9月18日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
藤倉恵一氏(文教大学越谷図書館)
- テーマ :
- 毛利宮彦「簡明十進分類法」を読む:NDCのライバルになれなかった十進分類法
- 概要:
- 1929年8月,日本十進分類法(NDC)第1版に先んじること約10日,『図書館雑誌』にひとつの分類表案が掲載された。作者は,わが国図書館学の先駆者のひとりにも数えられる毛利宮彦。米国留学経験もあった毛利はデューイの分類(DDC)を参考に「簡明十進分類法」を考案し二度の改訂を行ったが,時同じくして発表されたNDCの陰でひっそりと図書館史の陰に埋もれていった。
本発表では,毛利の分類の概要と変遷を軸に,同時代の他の分類との比較を行い,果しえたかもしれない可能性を考えたい。
なお本発表は『図書館界』72巻6号掲載の拙稿「毛利宮彦と「簡明十進分類法」」をもとに,他分類表との比較等を織り交ぜる予定である。
- 参考文献:
- 藤倉恵一「毛利宮彦と「簡明十進分類法」」『図書館界』72(6),2021.3
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/oV5rExuBYKRNnzT4A)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
クラスとしての実体、記号としての表現形
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2021年7月17日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
千葉孝一氏
- テーマ :
- クラスとしての実体、記号としての表現形
- 概要:
- 今回の発表では「書誌レコードの機能要件」(FRBR)から『IFLA図書館参照モデル−書誌情報の概念モデル−』への移行について、モデルの中核概念といえる「実体」と「表現形」を主に取り上げて論じる。
LRMは「実体」=「クラス」、「表現形」=「記号」という重大な定義変更を行なっている。前者の変更では、「クラス」と「集合」及び「集合的行為主体」の在り方が明確に区分されている。後者の変更によって新たに導入された「記号」は、ソシュールに代表される大陸系記号学(semiology)ではなく、パースに代表される英米系記号学(semiotics)に基づくと明記されている。英米系記号学の「記号」は言語だけでなく広い範囲をカバーしており、それに沿ってLRMの例も拡大されている。
こうした変更の功罪両面について、具体例を取り上げて検討する。
- 参考文献:
- 千葉孝一「IFLA LRM試論 1 オントロジ―」『メタデータ評論』1,2021.5
http://techser.info/wp-content/uploads/2021/04/4b4b973f2b1fd35437afbc3f0684816b.pdf
- 溝口理一郎著,人工知能学会編集『オントロジー工学』オーム社, 2005
※今回の発表で使う部分は以下の論文で読むことが可能(一部表記が異なるが内容はほぼ同じ)。
溝口理一郎ほか「オントロジー工学基礎論ー意味,リンク,クラス,関係,ロールのオントロジー的意味論―」『人工知能学会誌』14(6),1999.11
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/14/6/14_1019/_pdf
- パース著,内田種臣編訳『記号学』 勁草書房, 1986
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/ZsWEM8MUNDeP9JPU6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」から見える、情報組織化と検索サービスの未来
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2021年6月12日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
吉本龍司氏(株式会社カーリル)
- テーマ :
- 「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」から見える、情報組織化と検索サービスの未来
- 概要:
- カーリルが2020年4月に発表した「COVID-19:学校図書館支援プログラム」は、インターネットからアクセスできる簡易的な蔵書検索サービス(Web-OPAC)を無償提供するものである。学校図書館や公民館図書室などの小規模な図書館では、Excelなどで所蔵情報を管理しているケースも少なくない。このプロジェクトでは限定的な目録情報から品質の高い検索サービスを再構成するために、いくつかのアイデアを実装した。これにより、データ交換にかかるコストを大幅に軽減し、大規模な総合目録も容易に実現することができた。本発表では、これらの実践的ノウハウを共有するとともに、小規模な図書館における情報組織化や検索サービスの未来について検討する。
- 参考文献:
- 吉本龍司「カーリルによる「COVID-19:学校図書館支援プログラム」の展開」『図書館雑誌』114(9),2020.9.
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/jjbhayMfhnhDgw697)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
日本の学術出版物におけるオープン・サイテーション
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2021年5月15日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
西岡千文氏(京都大学附属図書館研究開発室)
- テーマ :
- 日本の学術出版物におけるオープン・サイテーション
- 概要:
- 学術出版物のオープンアクセスが進展し自由にアクセス可能な学術情報が蓄積されている。一方,引用データに関しては機械可読なアクセスの実現は遅れている。この状況を解決するために,2017年I4OC(Initiative for Open Citations)が設立され,オープン・サイテーション,すなわち引用データのオープン化が推進されている。本発表では,まずI4OCによるオープン・サイテーションの定義を導入する。そして日本と世界におけるオープン・サイテーションの現状を分析した上で,オープン・サイテーションを実現するための課題の整理を試みる。最後に,京都大学図書館機構が実施している紀要論文のオープン・サイテーションの実践について紹介する。
- 参考文献:
- 西岡千文, 亀田尭宙, & 佐藤翔. (2020). 日本の学術出版物におけるオープン・サイテーションの分析. 情報知識学会誌, 30(1), 3-20.
Nishioka, C., & Färber, M. (2019). Evaluating the Availability of Open Citation Data. BIRNDL 2019: Bibliometric-enhanced Information Retrieval and Natural Language Processing for Digital Libraries, 2414, 123-129.
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/QDzmCbfewYiYSDSB6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。
アーカイブズ組織化の新国際概念モデルRiCと図書館目録のマッピング 典拠データから考える
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2021年4月10日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
谷合佳代子氏(エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館))
- テーマ :
- アーカイブズ組織化の新国際概念モデルRiCと図書館目録のマッピング 典拠データから考える
- 概要:
- 図書館の中のアーカイブズの組織化を進めるために、図書館員が学ぶべきアーカイブズの目録についてその概念モデルからまずは学ぶ。そのため、ICA(国際文書館評議会)が策定する新たな概念モデルであるRiC(Records in Contexts)をいかに日本に導入するかを、典拠データに注目して考察する。具体的には、RiCと図書館界の概念モデルをマッピングし、日本版のアーカイブズ目録規則へと展開する方法について思考実験を行う。なお、RiCはICAがこれまで策定してきた書誌情報と典拠レコードについての4つの国際標準を統合し、さらに実体関連分析を導入した概念モデルである。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/JEQPZ2bqmhDWdCUE6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
本の図書館目録における「著作」:抽象的実体の操作的具体化にかかわる問題の検討
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2021年2月13日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
橋詰秋子氏(実践女子大学短期大学部准教授)
- テーマ :
- 本の図書館目録における「著作」:抽象的実体の操作的具体化にかかわる問題の検討
- 概要:
- 発表者は,2019年度に,上記テーマを題目とする博士論文を提出した。本発表では,博士論文の内容について,日本目録規則1987年と2018年版に関する研究を中心に報告する。
本論文は,日本の図書館目録の高度化に向けて,FRBRやIFLA LRMで定義されている「著作(Work)」という書誌的実体に着目し,日本における有効性と問題を探ることを目的とした。“個別の知的・芸術的創造”と定義される著作は,抽象的な書誌的実体であり,それゆえ実際の目録に組み込む際には”操作的具体化”を行う必要がある。著作の操作的具体化は,概念モデル,MARCフォーマット,記述規則,目録システムといった様々なレベルでなされていると考えられる。論文ではレベルごとに研究を行ったが,発表ではこのうち記述規則レベルの研究について解説する。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/829zDZ27e1fgV7uk6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
地域情報の収集・組織化及び可視化に関する研究
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2020年12月26日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
石橋豊之氏(岐阜女子大学助教)
- テーマ :
- 地域情報の収集・組織化及び可視化に関する研究
- 概要:
- 発表者を含む研究グループでこれまで北海道稚内市をフィールドとし地域情報の収集と組織化に関する実験を行ってきた。
そのうち発表者は地域情報のうち地名情報に着目しその変遷と地理情報に関して記録し組織化する試みをしてきた。
加えて、それらをGIS(地理情報システム)を用いての可視化を行っている。
また、本研究では、このGISで可視化した地名情報と地域新聞との組み合わせを行なっている。特定の地域でのみ発行される新聞には、その地域で起きた出来事等が記録されている。こうした記録を地名を軸とし地理情報を特定することで年代ごとに可視化することを目指している。
本発表は、我々のこれまでの取り組みを概説した上で、発表者の研究の現状と今後の展望について解説するものである。
- 参考文献 :
- 石橋 豊之, 柊 和佑, 三河 正彦, 安藤 友晴.
地域新聞からみる地域特有のメタデータ:大韓航空機撃墜事件を事例に.デジタルアーカイブ学会誌. 2018, 2(2),p.20-23.DOI: https://doi.org/10.24506/jsda.2.2_20.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsda/2/2/2_20/_pdf/-char/ja,(accessed 2020-11-15).
- 石橋 豊之, 柊 和佑, 三河 正彦, 安藤 友晴.
地域包括的支援サービスを志向した意思伝達のための語彙収集に関する研究.デジタルアーカイブ学会誌. 2019, 3(2),p.203-206.DOI: https://doi.org/10.24506/jsda.3.2_203.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsda/3/2/3_203/_pdf/-char/ja,(accessed 2020-11-15).
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/LDKgGKyoa9FUvX5Y8 )にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
建築図面の目録作成法と建築レコードの整理法とを用いたアーキビストによる実践
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2020年11月21日(土) 14:30〜16:40
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
-
齋藤歩氏(京都大学総合博物館(研究資源アーカイブ系)特定助教/日本アーカイブズ学会登録アーキビスト)
- テーマ :
- 建築図面の目録作成法と建築レコードの整理法とを用いたアーキビストによる実践
- 概要:
- 建築生産の過程で作成される記録群を、ライブラリアンやアーキビストは、どのようにして利用に供しているのでしょうか。あるいは、これまでの通説では両者にとっての整理や目録は異なる概念とみなされてきたなかで、目録の整備に付随してデジタルアーカイブとしての画像公開が求められる昨今、実務を進めるうえで、この二つの概念はどのように使い分けられているのでしょうか。本報告では、建築図面を一点ごとに記載する目録作成法(cataloging)と、図面だけでなく仕様書や契約書も含めた事務文書と設計者等の個人文書とを一体として対象とする建築レコードの集合的整理法(archival processing)とについて、英米における20世紀の試行の歩みを辿りながら理解を深めたうえで、双方を統合的に用いた現代の米国と日本とでのアーキビストによる実践を分析します。
- 参考文献 :
- 齋藤歩「アーキビストは書誌情報検索システムをどう活用しているか──記述標準から考える」、『情報の科学と技術』66(4)、2016.4、pp. 153-159、DOI: 10.18919/jkg.66.4_153
- 齋藤歩「建築図面の目録作成法──1970年代の英国と1980年代の米国」、『アート・ドキュメンテーション学会 第12回秋季研究集会予稿集』、2019.11、pp. 16-17、URL: hdl.handle.net/2433/245365
- 齋藤歩「建築レコードの目録作成法──アーカイブズ学に基づく米国の実例に学ぶ」、『日本建築学会計画系論文集』85(770)、2020.4、pp. 975-985、DOI: 10.3130/aija.85.975
- 後援:
- アート・ドキュメンテーション学会、日本アーカイブズ学会
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/U3RyQferyyC8v1Kz6)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
手品と目録のあいだ−いつか記憶からこぼれ落ちるとしても−
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2020年9月12日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
- 岡村真衣氏(皇學館大学文学部国文学科4年)
- テーマ :
- 手品と目録のあいだ−いつか記憶からこぼれ落ちるとしても−
- 概要:
- 手品の道具をモノではなく「資料」にするためにさまざまな観点・角度から考える。
手品の保存とコレクションの組織化について、目録作成にあたっての問題点や課題、現状。手品資料を保存する意義や目的について。他業界と関わることで見えてくる手品資料の可能性についてお話します。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参考文献:
-
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/Cpmejk71QwrCUsDp7)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
コンテンツを起点とする情報の組織化の可能性
※オンライン開催のため事前にお申し込みが必要です。
- 日時:
- 2020年8月8日(土) 14:30〜16:00
- 会場(開催方法):
- Zoomミーティング
- 発表者 :
- 永崎研宣氏(一般財団法人人文情報学研究所主席研究員)
- テーマ :
- コンテンツを起点とする情報の組織化の可能性
- 概要:
- 発表者が昨秋に刊行した『日本の文化をデジタル世界に伝える』は、人文情報学という、デジタル媒体上の文化資料を対象として研究を行っている側からの、情報の組織化についての要望であると言うこともできる。きわめて多岐にわたる個別の研究分野・内容に踏み込むことの困難さについては、それらを総合的に扱わなければならない図書館の知悉するところだろう。しかし一方で、今なお少なくない図書館が有する日本の文化に関するやや古い資料の多くは人文学が主に専門とする対象であり、その力なくしては有益な利活用は容易ではない。図書館の存在意義を高める上で、人文学との協業としての人文情報学は、一つの有益な選択肢となるかもしれない。
- 参加資格 :
- どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
- 参加費用 :
- 無料
- 参考文献:
- 京都大学人文科学研究所・共同研究班「人文学研究資料にとってのWebの可能性を再探する」編 ; 永?研宣著『日本の文化をデジタル世界に伝える』樹村房, 2019.
※可能でしたらお手元に参考文献をご用意ください。
- 参加方法 :
- 申し込みサイト(https://forms.gle/49U4rxjSbdkbhzdc7)にてお申し込みください。開催日が近づきましたら折り返しアドレスをお知らせします。
件名の世界を考えよう
※オンライン開催(Zoomを用いた遠隔会議)に変更となりました。(7/4)
- 日時:
- 2020年7月18日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
-
今回の世話人の岡田大輔氏に連絡いただければ、参加用のURL等をお知らせします。
yansenmu@gmail.com (←@を半角に置き換えてください)
(当日開催中まで承りますが、開催中はすぐに対応できない可能性があります。)
- 発表者 :
- 柴田正美氏(三重大学名誉教授)
- 岡田大輔氏(相愛大学)
- 渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学)
- テーマ :
- 件名の世界を考えよう
- 概要:
- 件名をテーマとし、以下の三つの発表を行う。発表後、参加者と発表者の間で、今後の件名のあり方について考えるディスカッションをおこなう。
柴田氏「BSH4版のその後」
岡田氏「件名に関する教育の困難と実践」
渡邊氏「ネットワーク時代の件名システム」
BSHをテーマとした月例研究会は、情報組織化研究グループとしては2001年9月以来である。
- 参考資料 :
- 日本図書館協会件名標目委員会
http://www.jla.or.jp/committees/bsh/tabid/186/Default.aspx
- 共催:
- 図書館学教育研究グループ
- 後援:
- 日本図書館協会
※終了後、Zoom上での懇親会も予定しております。(17:10-19:00) ご参加の方は各自で飲食物などを用意してください。
建築図面の目録作成法と建築レコードの整理法とを用いたアーキビストによる実践
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防止するため開催は延期します。(開催時期は未定です)
- 日時:
- 2020年6月20日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 同志社大学新町キャンパス 尋真館Z6教室
- 発表者 :
-
齋藤歩氏(京都大学総合博物館(研究資源アーカイブ系)特定助教/日本アーカイブズ学会登録アーキビスト)
- テーマ :
- 建築図面の目録作成法と建築レコードの整理法とを用いたアーキビストによる実践
- 概要:
- 建築生産の過程で作成される記録群を、ライブラリアンやアーキビストは、どのようにして利用に供しているのでしょうか。あるいは、これまでの通説では両者にとっての整理や目録は異なる概念とみなされてきたなかで、目録の整備に付随してデジタルアーカイブとしての画像公開が求められる昨今、実務を進めるうえで、この二つの概念はどのように使い分けられているのでしょうか。本報告では、建築図面を一点ごとに記載する目録作成法(cataloging)と、図面だけでなく仕様書や契約書も含めた事務文書と設計者等の個人文書とを一体として対象とする建築レコードの集合的整理法(archival processing)とについて、英米における20世紀の試行の歩みを辿りながら理解を深めたうえで、双方を統合的に用いた現代の米国と日本とでのアーキビストによる実践を分析します。
- 参考文献 :
- 齋藤歩「アーキビストは書誌情報検索システムをどう活用しているか──記述標準から考える」、『情報の科学と技術』66(4)、2016.4、pp. 153-159、DOI: 10.18919/jkg.66.4_153
- 齋藤歩「建築図面の目録作成法──1970年代の英国と1980年代の米国」、『アート・ドキュメンテーション学会 第12回秋季研究集会予稿集』、2019.11、pp. 16-17、URL: hdl.handle.net/2433/245365
- 齋藤歩「建築レコードの目録作成法──アーカイブズ学に基づく米国の実例に学ぶ」、『日本建築学会計画系論文集』85(770)、2020.4、pp. 975-985(掲載決定)
※事前申込みは不要です。当日、お気軽にご参加下さい。
実学教育拠点「ACADEMIC THEATER」の取り組み
〜AIによる書籍マッチングサービスの事例〜
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防止するため開催は延期します。(開催時期は未定です)
- 日時:
- 2020年5月9日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 近畿大学 東大阪キャンパス アカデミックシアター5号館1階 ACT116
※メインカウンターにて場所をお尋ねください。
- 発表者 :
- 寺本大修氏(近畿大学アカデミックシアター事務室)
- テーマ :
- 実学教育拠点「ACADEMIC THEATER」の取り組み 〜AIによる書籍マッチングサービスの事例〜
- 概要:
- 文理融合による実学教育のための拠点として開設されたアカデミックシアターには近大独自の図書分類「近大INDEX」を採用した「BIBLIOTHEATER(ビブリオシアター)」という図書空間があります。ここでは学生が図書と触れるきっかけを作る工夫としてAI を活用した書籍とのマッチングサービスを提供しています。本サービスは利用者のSNS 投稿分析と、書籍のタイトルや説明文の分析によって導き出されたスコアをもとに、関心度の高いと思われる書籍をおすすめするものです。普段なら手に取らない「偶発的」な書籍との出会いを生み出すきっかけについて、施設全体の取り組みも踏まえご紹介します。
- 参考文献 :
- 寺本大修. アカデミックシアター公式アプリ: 偶発的な書籍との出会いを作るために. 図書館雑誌. 2019, 113(11), p.740-741.
※事前申込みは不要です。当日お気軽にご参加ください。
コンテンツを起点とする情報の組織化の可能性
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防止するため4月の開催は中止します。
- 日時:
- 2020年4月11日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 相愛大学 本町キャンパス C601教室
- 発表者 :
- 永崎研宣氏(一般財団法人人文情報学研究所主席研究員)
- テーマ :
- コンテンツを起点とする情報の組織化の可能性
- 概要:
- 発表者が昨秋に刊行した『日本の文化をデジタル世界に伝える』は、人文情報学という、デジタル媒体上の文化資料を対象として研究を行っている側からの、情報の組織化についての要望であると言うこともできる。きわめて多岐にわたる個別の研究分野・内容に踏み込むことの困難さについては、それらを総合的に扱わなければならない図書館の知悉するところだろう。しかし一方で、今なお少なくない図書館が有する日本の文化に関するやや古い資料の多くは人文学が主に専門とする対象であり、その力なくしては有益な利活用は容易ではない。図書館の存在意義を高める上で、人文学との協業としての人文情報学は、一つの有益な選択肢となるかもしれない。
- 参考文献 :
- 京都大学人文科学研究所・共同研究班「人文学研究資料にとってのWebの可能性を再探する」編 ; 永?研宣著『日本の文化をデジタル世界に伝える』樹村房, 2019.
※可能なら参考文献をご持参ください。
※事前申込みは不要です。当日お気軽にご参加ください。
件名の世界を考えよう
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防止するため3月の開催は中止し、7月に延期とします
- 日時:
- 2020年3月14日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 近畿大学 21号館543教室
- 発表者 :
- 柴田正美氏(三重大学名誉教授)
- 岡田大輔氏(相愛大学)
- 渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学)
- テーマ :
- 件名の世界を考えよう
- 概要:
- 件名をテーマとし、以下の三つの発表を行う。発表後、参加者と発表者の間で、今後の件名のあり方について考えるディスカッションをおこなう。
柴田氏「BSH4版のその後」
岡田氏「件名に関する教育の困難と実践」
渡邊氏「ネットワーク時代の件名システム」
BSHをテーマとした月例研究会は、情報組織化研究グループとしては2001年9月以来である。
- 参考資料 :
- 日本図書館協会件名標目委員会
http://www.jla.or.jp/committees/bsh/tabid/186/Default.aspx
- 共催:
- 図書館学教育研究グループ
- 後援:
- 日本図書館協会
※事前申込みは不要です。当日お気軽にご参加ください。
2019年度グループ研究発表
2020年2月22日(土)・23日(日)開催(会場:立命館大学朱雀キャンパス)の日本図書館研究会研究大会(開催案内)にてグループ研究発表を行います。 →開催中止について(日本図書館研究会サイト)
- 2月22日 11:50〜12:20(予定)
- 「“IFLA Library Reference Model”訳解」(和中幹雄)
研究大会は参加費が必要で、また事前申込制です。詳しくは日本図書館研究会サイトの開催案内をご覧ください。
戦前日本の目録を巡る学説史―明治・大正期を中心に―
- 日時:
- 2020年1月11日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 京都大学附属図書館 3F 共同研究室5(吉田キャンパス・本部構内)(一番大きい部屋です。)
京都市左京区吉田本町
《京都大学のご所属ではない皆様へ》
以下のとおりの手続きが必要となります。
ご理解ならびにご協力頂きますようお願いいたします。
- インフォメーションカウンターにて、来館目的として「共同研究室5で開催される勉強会に参加」の旨をお知らせ下さい。
- 所定の利用申請書にご記入下さい。
- お名前の確認できるもの(運転免許証、職員証など)をご持参の上、ご提示下さい。
- 発表者 :
-
今野創祐氏(京都大学工学研究科吉田建築系図書室)
- テーマ :
- 戦前日本の目録を巡る学説史―明治・大正期を中心に―
- 概要:
- 戦前日本において、目録を巡ってどのような議論が行われ、また、学説が示されていたかを整理し、分析し、考察する。
研究手法は文献調査であり、戦前に発表された目録を巡る文献を網羅的に検索、収集し、内容を分析した。今回の発表では、明治期・大正期の議論について中心に発表し、今後の研究の展望について述べる。
- 参考文献 :
- 今野創祐「明治期日本の目録を巡る学説史」『図書館界』71(1), 2019.5, p.2-15.
今野創祐「戦前日本の目録を巡る学説史:大正期を中心に」『日本図書館情報学会誌』65(4), 2019.12, p.147-161.
※事前申込みは不要です。当日、お気軽にご参加下さい。
"IFLA Library Reference Model"訳解
- 日時:
- 2019年12月28日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 同志社大学新町キャンパス 尋真館Z5教室
- 発表者 :
-
和中幹雄氏
- テーマ :
- "IFLA Library Reference Model"訳解
- 概要:
- RDAのインターネット上の利用サイトであるRDA Toolkitにおいて、旧来の規則とは別に、2017年8月に公表された"IFLA Library Reference Model"(IFLA図書館参照モデル;略称IFLA LRM)をベースとした新RDAのベータ版が2018年6月から公開されている。FRBRの後継モデルであるこのIFLA LRMについて、主に、各種のキーワード(専門用語)とその日本語訳の面から検討し、将来の目録と目録作成の課題を考察する。
- 参考文献 :
- Riva, Pat; Le Bœuf, Patrick; Žumer, Maja. "IFLA Library Reference Model: a conceptual model for bibliographic information". 2017-08. As amended and corrected through 2017-12.
https://www.ifla.org/files/assets/cataloguing/frbr-lrm/ifla-lrm-august-2017_rev201712.pdf
- Pat Rivaほか著、和中幹雄,古川肇 訳者代表『IFLA図書館参照モデル:書誌情報の概念モデル』(2019年12月16日刊行予定、樹村房)
※事前申込みは不要です。当日、お気軽にご参加下さい。
図書館電子化と印刷会社:データベース実用化への潮流〜電子図書館への道〜産業用途展開へ
- 日時:
- 2019年11月23日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 京都大学附属図書館 3F 共同研究室5(吉田キャンパス・本部構内)(一番大きい部屋です。)
京都市左京区吉田本町
《京都大学のご所属ではない皆様へ》
以下のとおりの手続きが必要となります。
ご理解ならびにご協力頂きますようお願いいたします。
- インフォメーションカウンターにて、来館目的として「共同研究室5で開催される勉強会に参加」の旨をお知らせ下さい。
- 所定の利用申請書にご記入下さい。
- お名前の確認できるもの(運転免許証、職員証など)をご持参の上、ご提示下さい。
- 発表者 :
-
山口和廣氏(元凸版印刷)
- テーマ :
- 図書館電子化と印刷会社:データベース実用化への潮流〜電子図書館への道〜産業用途展開へ
- 概要:
- 凸版印刷は「漢字情報処理システム」を日本で初めて開発し、コンピューターリテラシー黎明期にあたる1970年(昭和45年)に実務を開始した印刷会社として、図書館向けに「JAPAN MARC利用-目録作成システム」、「雑誌目録作成システム」、「論文目録作成システム」等を順次開発し、1981年(昭和56年)より実務処理を開始した。これらのシステムを大学図書館へ展開した事例を紹介する。
更に、コンピューターのソフト・ハードバージョンアップと通信インフラに合わせた、PCやCD-ROM等による、図書館業務のコンピューター化での、その当時最先端のシステム開発事例の紹介を通して、その時代の図書館館員の図書館電子化への熱き思い・情熱・実現への困難を振り返り、ほぼ完成に近づくと思われる2020年に向けたNACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化への一つの指針を提示する。
※事前申込みは不要です。当日、お気軽にご参加下さい。
米国型文書整理法の形成と図書館界:「目録いらず」の検索手段をめぐる模索
- 日時:
- 2019年10月26日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 同志社大学新町キャンパス 尋真館Z6教室
★当初ご案内しておりましたZ5教室からZ6教室に変更となりました。ご注意ください。
- 発表者 :
-
坂口貴弘氏(創価大学)
- テーマ :
- 米国型文書整理法の形成と図書館界:「目録いらず」の検索手段をめぐる模索
- 概要:
- アーカイブズの資料整理法と図書館界の情報組織化手法とは別物であることが強調されるようになって久しい。しかし米国では、アーカイブズ資料の組織化に決定的な影響を及ぼす事務文書の整理手法は、もともと図書館界のカード・システムを応用したものであった。ただし、カード目録等の代替物が原則的に不要であることが文書の検索手段の特徴とされた点は見過ごされがちである。20世紀初頭の米国で発展を遂げた文書整理法の特徴と形成過程を再考することは、アーカイブズ独自の組織化技法の本質や、図書館界との方法論的連携のあり方を考える上でも有益であろう。
参考文献:坂口貴弘著『アーカイブズと文書管理 : 米国型記録管理システムの形成と日本』(勉誠出版)
共催:記録管理学会
後援:日本アーカイブズ学会
※事前申込みは不要です。当日、お気軽にご参加下さい。
(2016年4月〜2019年7月の間、記録蓄積なし)
「日本十進分類表新訂10版」改訂内容の検討と今後の課題
- 日時:
- 2016年3月12日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪府立中央図書館 2階中会議室
東大阪市荒本北1-2-1
近鉄けいはんな線「荒本」下車 徒歩5分
※ 中央図書館入館ゲートを通って右手エレベーターで2階へ上がり、降りてすぐ右側の入口をお入り下さい。
- 発表者 :
-
松井純子氏(大阪芸術大学)
- テーマ :
- 「日本十進分類表新訂10版」改訂内容の検討と今後の課題
- 概要:
- 「日本十進分類表新訂10版」(以下NDC10)の改訂から早くも1年以上が経過した。現場での適用は2016年度からになるが、改訂内容の詳細な検討はそれほど見られない。本研究会では、NDC10について昨年の全国図書館大会第17分科会で発表した内容をベースに、新たに検討した内容を追加して報告したい。中心は、(1) 書誌分類法としての要件、(2) 分類作業しやすく初学者にもわかりやすい分類法、の2点である。
2015年度グループ研究発表
2016年2月21日(日)・22日(月)開催(会場:立命館大学 朱雀キャンパス)の日本図書館研究会研究大会(開催案内)にてグループ研究発表を行います。
- 2月21日 14:50〜15:20(予定)
- 「『情報組織化関連記事一覧』LOD化にみる新たな連携の可能性」(横谷弘美)
研究大会は参加費が必要で、また事前申込制です。詳しくは日本図書館研究会サイトの開催案内をご覧ください。
東アジア地域における書誌コントロールの動向に関する国際フォーラム
- 主催:
- 日本図書館研究会情報組織化研究グループ
- 「書誌コントロール研究会」(代表:和中幹雄 科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391)
- 後援:
- 日本図書館研究会、日本図書館情報学会、日本図書館協会、情報科学技術協会
- 日時:
- 2016年1月9日(土) 10:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階01教室(02-B101教室)
大阪府吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
- メインテーマ :
- 東アジア地域における書誌コントロールの動向―RDA、BIBFRAME、LODを中心に―
- 趣旨 :
- 中国・韓国・日本の各国におけるRDA、BIBFRAME、LODを中心とする書誌コントロールの状況、あるいはそれらの目録法・目録規則への応用などについてご発表いただく
- 【日程】 総合司会:田窪直規氏(近畿大学)
- ◆発表1(10:40〜11:40)
- 夏 翠娟 氏(中国・上海図書館システム・ネットワークセンター)
「中国における書誌コントロールの現状:特にBIBFRAMEとLODに注目して」
通訳:李 頴 氏(中国・上海図書館読者サービスセンター)
- ◆発表2(13:00〜14:00)
- 朴 志英 氏(韓国・漢城大学知識情報学部)
「韓国における書誌コントロールの動向:RDA, BIBFRAME, LODを中心に」
通訳:崔 錫斗 氏(韓国・元漢城大学知識情報学部)
- ◆発表3(14:10〜14:40)
- 渡邊 隆弘 氏(日本・帝塚山学院大学)
「日本における書誌コントロールの動向:目録規則を中心に」
- ◆パネルディスカッション(15:00〜16:50)
- 「東アジア地域における書誌コントロールの動向と今後」
パネリスト:夏 翠娟 氏,朴 志英 氏,渡邊 隆弘 氏(+通訳各氏)
コメンテータ: 木村 麻衣子 氏(学習院女子大学)
- 【タイムテーブル】
-
10時30分 | 開会 |
10時30分〜10時40分 | 開会の挨拶、発表者の紹介など |
10時40分〜11時40分 | 発表1(中国・夏氏) |
11時40分〜11時50分 | 発表1に対する簡単な質問 |
11時50分〜13時00分 | 昼食休憩 |
13時00分〜14時00分 | 発表2(韓国・朴氏) |
14時00分〜14時10分 | 発表2に対する簡単な質問 |
14時10分〜14時40分 | 発表3(日本・渡邊氏) |
14時40分〜15時00分 | 休憩 |
15時00分〜15時20分 | コメンテータによる解説 |
15時20分〜16時50分 | パネルディスカッション |
16時50分〜17時 | 閉会の挨拶 |
17時 | 閉会 |
17時30分〜 | 懇親会(希望者のみ,大学周辺の飲食店にて) |
- 【参加申込・問い合わせ】
- 参加費:
- フォーラムは無料 懇親会は5000円を予定
- 申込方法:
- 件名を「国際フォーラム参加申込」とし、参加者の氏名・所属・メールアドレス・懇親会参加の有無をご記入のうえ、12月31日(木)までに、下記あてにメールでお申し込み下さい。当日参加も可能ですが、準備の都合上、事前にお申し込みいただけると助かります。
info@josoken.digick.jp 情報組織化研究グループ世話人・松井 あて
- 問い合わせ:
- 上記アドレスに同じ
- 【会場へのアクセス】
- 大阪学院大学 JR東海道本線「岸辺」駅もしくは阪急京都線「正雀」駅から徒歩約5分
交通アクセスはこちら → http://www.osaka-gu.ac.jp/guide/campus/access.html
キャンパスマップはこちら → http://www.osaka-gu.ac.jp/guide/campus/index.html
「情報組織化関連記事一覧」のLOD提供をめざして
- 日時:
- 2015年12月26日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立総合生涯学習センター 第7研修室
大阪市北区梅田1-2-2-500 (大阪駅前第2ビル5階)
JR「大阪」駅または東西線「北新地」駅、地下鉄御堂筋線「梅田」駅・四つ橋線「西梅田」駅・谷町線「東梅田」駅、阪神「梅田」駅から徒歩5分
- 発表者 :
-
横谷弘美氏(大手前大学)
- テーマ :
- 「情報組織化関連記事一覧」のLOD提供をめざして(仮題)
- 概要:
- ウェブの世界で標準化された構造のデータ同士が相互にリンクしているLinked Open Data(LOD)は、コンピュータによる処理がしやすい形でデータの共有がはかられ、また誰でも二次利用できるオープンなデータネットワークを形成することで、さらなる連携や利活用の可能性がひろがるものと考えられている。
これまでの月例研究会でもとりあげられてきたように図書館などによるLOD提供の取り組み事例、LOD活用事例も徐々にふえてきているが、今回は情報組織化研究グループがウェブサイトで公開してきた「情報組織化関連記事一覧」のデータをLOD化する試みについて報告する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
ResourceSync:OAI-PMHの後継規格
- 日時:
- 2015年11月28日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階04教室(02-B1-04教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
-
林 豊 氏(九州大学附属図書館)
- テーマ :
- ResourceSync:OAI-PMHの後継規格
- 概要:
- ResourceSyncは、ウェブサーバの間でコンテンツの同期を行うためのプロトコルである。機関リポジトリなどのメタデータを収集するためのプロトコルとしてデファクトスタンダードとなっているOAI-PMHの後継規格として位置づけられる。
本研究会では、OAI-PMHの基本的事項から出発して、その限界と後継規格が必要となった背景を説明し、ResourceSyncの仕様を解説する。
- 参考:
- http://current.ndl.go.jp/ca1845
http://josoken.digick.jp/meeting/2010/201009.html
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
イタリアの目録規則REICATの概要
- 日時:
- 2015年10月31日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 弁天町ORC200生涯学習センター 第3研修室
大阪市港区弁天1-2-2-700(オーク200ビル内 2番街7階)
JR環状線「弁天町」駅、または地下鉄中央線「弁天町」駅西口2A出口からそれぞれ連絡通路を通り中央エレベーターで7階へ(徒歩3分)
- 発表者 :
-
石田康博氏(名古屋大学附属図書館)
- テーマ :
- イタリアの目録規則REICATの概要
- 概要:
- 現在イタリアの図書館の目録規則はICCU編纂のREICAT(Regole Italiane di Catalogazione) で、現在イタリアのオンライン総合目録SBN(Sistema Bibliotecario Nazionale)の標準の適用規則である。2009年出版の新しい規則で、FRBR準拠をうたっているが、旧来の目録規則から大きく変貌したRDAとは異なり、規則の構成や体系も書誌記述の規定も従来の目録規則をほぼ踏襲している。その概要を簡単に紹介し、規則の中でどのようにFRBRが取り入れられているのかを追及する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
これからの書誌データ作成事業モデル
- 日時:
- 2015年9月5日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階04教室(02-B1-04教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
-
佐藤義則氏(東北学院大学)
- テーマ :
- これからの書誌データ作成事業モデル
- 概要:
- RDAのような新たな目録規則の目的は、FRBRの利用者タスクがウェブ環境下で有効に実現されることを目指すものであろうが、ウェブ環境下において目録データは最終成果物ではなく、求める資料を入手するための仲介機能を実現する中間成果物と捉え直す必要がある。また、その実現のためには、目録規則だけではなく書誌データ作成・利用環境、構築システムを含め、全般的な連携協力のあり方が問われることになる。ここでは、なぜ新たな方式や環境が必要かについて要点を整理したうえで、今後の書誌データ作成事業モデルのあり方について検討する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
LOD時代の書誌コントロール:英語文献調査:2013下期-2014
- 日時:
- 2015年7月25日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立市民交流センターなにわ 集会室201
大阪市浪速区浪速西1-3-10 TEL:06-6568-0791
JR大阪環状線芦原橋駅下車、南口改札を出て交差点を対角にわたってすぐ、または南海高野線「芦原町」駅下車、東へ徒歩5分。
- 発表者 :
-
田窪直規氏(近畿大学)
- テーマ :
- LOD時代の書誌コントロール:英語文献調査:2013下期-2014
- 概要:
- 5月月例研究会の続編である。
発表者は2011年から2014年までの範囲で「書誌コントロールとLOD」に関する英語文献を探索した。前回は探索結果の約半分を占める2011年から2013年上期までの文献のサーベイ結果を報告したが、今回は残りの約半分、すなわち2013年下期から2014年末までの文献のサーベイ結果を報告する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
国立国会図書館におけるLinked Open Dataの取組
- 日時:
- 2015年6月20日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階04教室(02-B1-04教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
-
橋詰秋子氏(国立国会図書館)
- テーマ :
- 国立国会図書館におけるLinked Open Dataの取組
- 概要:
- 国立国会図書館では、国立国会図書館サーチ、Web NDL Authorities、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の各種システムで、Linked Open Data(LOD)を提供している。また、提供データの利活用の促進にも取り組み、2015年2月にはインターナショナルオープンデータデイに合せてアイデアソンを開催した。諸外国の国立図書館等の動向を交えながら、国立国会図書館のLODに関する取組について現状と課題、今後の方向性について紹介する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
LOD時代の書誌コントロール:英語文献調査:2011-2013上期
- 日時:
- 2015年5月16日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立市民交流センターなにわ 集会室202
大阪市浪速区浪速西1-3-10 TEL:06-6568-0791
JR大阪環状線芦原橋駅下車、南口改札を出て交差点を対角にわたってすぐ、または南海高野線「芦原町」駅下車、東へ徒歩5分。
- 発表者 :
-
田窪直規氏(近畿大学)
- テーマ :
- LOD時代の書誌コントロール:英語文献調査:2011-2013上期(仮題)
- 概要:
- 情報組織化研究グループでは、ここ数年、「書誌コントロールとLOD」というトピックを意識して活動している。そこで本発表では、このトピックに関する英語文献調査を行い、この分野でどのような研究が行われているのかのサーベイを行う。
LISTA(Library, Information Science and Technology Abstracts)で「書誌コントロール」と「LOD」の"and"検索を行うと、この条件に合う文献の初出は2011年であった。そのため、一応2011年を基点にし、2014年末まで英語文献調査を行った。今回は、調査文献の約半分を占める2013年上期までの文献にしぼって報告する。なお今後、これ以降の文献の調査結果についても報告予定である。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
『日本十進分類法新訂10版』の改訂、そしてこれから
- 日時:
- 2015年4月25日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 弁天町ORC200生涯学習センター 第1研修室
大阪市港区弁天1-2-2-700(オーク200ビル内 2番街7階)
JR環状線「弁天町」駅、または地下鉄「弁天町」駅西口2A出口からORC(オーク)200への連絡通路を進み、中央エレベーターで7階へ(徒歩5分)
- 発表者 :
-
小林康隆氏(聖徳大学)
- テーマ :
- 『日本十進分類法新訂10版』の改訂、そしてこれから
- 概要:
- 『日本十進分類法 新訂10版』(以下「NDC10」)が新訂9版の刊行から19年余かけて改訂・刊行された。発表者は、JLA分類委員として2013年4月より約2年間、最終盤の改訂・編集作業に関わった。本発表では、まず「NDC10」への改訂の経緯について触れ、次に「NDC10」の主要な改訂内容および「NDC10」に残された課題を報告する。さらに、新たな時代に向けた図書館分類法についても論じたい。最後に、今後のNDCの方向性等について参加者各位との忌憚のない意見交換を期待したい。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
図書館情報とLOD:情報資源の積極的活用へ向けて
- 日時:
- 2015年3月28日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 16号館地下1階03教室 ※1月月例研究会と教室が異なります。ご注意下さい。
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
-
小林厳生氏(LODイニシアティブ副理事長、有限会社スコレックス代表)
- テーマ :
- 図書館情報とLOD:情報資源の積極的活用へ向けて
- 概要:
- インターネットの発展にともない、図書館情報も例に漏れず、高度に流通させることが可能となっています。そして、これを実現するための技術の一つがLOD(Linked Open Data)です。本講演ではLODによって広がるグローバルな情報系を俯瞰して眺め、そして、現場レベルのシステム構築事例を紹介することで、情報流通の実現にLODがどのように活用できるか、その可能性を示します。さらに、図書館情報をより積極的に社会へ活かすという視点で、図書館の役割に対する変化の必要性について、地域での実践例を交えて論じます。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
2014年度グループ研究発表
2015年2月21日(土)・22日(日)開催(会場:大手前大学 さくら夙川キャンパス)の日本図書館研究会研究大会(開催案内)にてグループ研究発表を行います。
- 2月21日 15:50〜16:15(予定)
- 「写真アーカイブズの『リサーチプロファイル』構築に関する基礎的研究」(研谷紀夫)
研究大会は参加費が必要で、また事前申込制です。詳しくは日本図書館研究会サイトの開催案内をご覧ください。
写真アーカイブズの「リサーチプロファイル」構築に関する基礎的研究
- 日時:
- 2015年1月10日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階(02-B1-04教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
-
研谷紀夫氏(関西大学)
- テーマ :
- 写真アーカイブズの「リサーチプロファイル」構築に関する基礎的研究
- 概要:
- 写真資料を対象としたアーカイブなどの公開などが進展しているが、元来文字記述のない写真資料は、その目録化が困難で目録情報も不明確であることが多い。また、文書資料と比較して写真を扱う資料学が体系化されておらず、来歴に関する情報取得も十分ではない。そのため写真を客観的資料として用いるために、来歴や被写体同定の根拠などの調査を行い、それらのデータを「リサーチプロファイル」として公開する方法論について検討する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
- 「電子書籍形式を用いた写真アーカイブズの「リサーチプロファイル」形成に関する研究(科学研究費基盤研究(C) 課題番号26330373 研究代表者:研谷紀夫)
図書館情報学と博物館情報学:両者の目録に注目して
- 日時:
- 2014年12月13日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立市民交流センターなにわ 集会室201
大阪市浪速区浪速西1-3-10 TEL:06-6568-0791
JR大阪環状線芦原橋駅下車、信号をわたってすぐ。南海高野線「芦原町」駅下車、東へ徒歩5分。
- 発表者 :
-
田窪直規氏(近畿大学)
- テーマ :
- 図書館情報学と博物館情報学:両者の目録に注目して
- 概要:
- 図書館情報学に対して博物館情報学という分野がある。
今回の発表では、まず図書館学と博物館学、図書館情報学と博物館情報学を比較して、両概念を整理する。ついで、両者の扱う情報資源について考察を加える。その上で、図書館と博物館の目録を主に以下の点から比較検討する。すなわち、両者における目録という用語の差異、両者の業務上の位置づけの差異、記述とアクセス・ポイントの考え方の差異。最後に、リンクド・オープン・データの文脈から両者の「連携」の可能性に触れる。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
アート・ディスカバリー・グループ目録(Art Discovery Group Catalogue)と美術書誌の現在
- 日時:
- 2014年11月15日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階(02-B1-04教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
-
川口雅子氏(国立西洋美術館)
- テーマ :
- アート・ディスカバリー・グループ目録(Art Discovery Group Catalogue)と美術書誌の現在
- 概要:
- 2014年5月、北米美術図書館協会(ARLIS/NA)年次大会でアート・ディスカバリー・グループ目録の正式公開が発表された(http://artlibraries.worldcat.org/)。世界の美術図書館がOCLCと共同で立ち上げたディスカバリー・システムで、近年発足した「美術書誌の未来」イニシアチブ(http://www.getty.edu/research/scholars/research_projects/fab/)の活動を背景に持つ。参加館はヨーロッパ、北米、アジア、オセアニアの美術図書館36館とコンソーシアム3団体(傘下の機関数計24館)。アジアからは国立西洋美術館研究資料センターも加わる。本事業の概要と意義、国立西洋美術館の取り組み、システムと検索機能などについて概観する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
- 後援:
- アート・ドキュメンテーション学会
「つながるデータ」へ向けた研究情報の提供:農業情報を事例として
- 日時:
- 2014年10月25日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 弁天町ORC200生涯学習センター 第2研修室
大阪市港区弁天1-2-2-700(ORC200ビル内 2番街7F) TEL:06-6577-1410
※ 元の大阪市立弁天町市民学習センターです。
JR環状線「弁天町」駅、または地下鉄「弁天町」駅西口2A出口からORC(オーク)200への連絡通路を進み、中央エレベーターで7階へ(徒歩5分)
- 発表者 :
-
林 賢紀氏(国際農林水産業研究センター)
- テーマ :
- 「つながるデータ」へ向けた研究情報の提供:農業情報を事例として
- 概要:
- 国際連合食糧農業機関(FAO)においては、文献データベースAGRISやシソーラスAGROVOCの提供をはじめとする農業関連の科学技術情報の提供を行っており、近年ではLinked Open Data(LOD)を活用した事例も見られる。
本発表においては、FAOによる書誌データのLOD化への勧告、LODE-BD(Linked Open Data(LOD)-enabled bibliographical data)などの事例を紹介するほか、国内の書誌データ、研究データ等との連係の可能性について検討する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
コレクション・ドキュメンテーションモデルの史的展開
―これからの博物館資料と情報資源を考える
- 日時:
- 2014年9月27日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立難波市民学習センター 第1研修室
大阪市浪速区湊町1-4-1(OCATビル4階) Tel:06-6643-7010
【JR】「JR難波」駅上
【地下鉄】御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば」駅下車
【私鉄】近鉄・阪神「大阪難波」駅、南海「難波」駅
- 発表者 :
-
嘉村哲郎氏(東京藝術大学芸術情報センター)
- テーマ :
- コレクション・ドキュメンテーションモデルの史的展開
―これからの博物館資料と情報資源を考える
- 概要:
- 1970年代、半導体技術の革新により個人向けのパーソナルコンピュータ(PC)が登場し、情報処理の時代が幕を開けた。PC黎明期の博物館・図書館等の文化施設では、スタンドアロン型のコンピュータを用いて目録を管理する情報システムが登場し、館の業務にコンピュータが取り入れられるようになった。さらに、90年代中頃に情報通信網の整備が進むと、通信網とコンピュータを連携して情報処理するしくみが当然となった。その一方で、博物館の資料情報を情報システムで扱うために数多くのコレクション・ドキュメンテーションモデル(またはデータモデル)が考案され、それらはコンピュータ・ネットワーク技術の進化と共に新しいモデルや方法論の検討がおこなわれてきた。
遙か昔より多様なモノの情報を扱ってきた博物館では、情報を電子化することで、これからの時代に向けた資料の活用が求められている。電子情報の博物と化した現代のインターネット時代の中で、博物館資料情報はどこに向かうのか―。
博物館資料を情報資源として捉え、コレクション・ドキュメンテーションモデルの変遷から、これからの博物館資料情報を考察する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
- 後援:
- 情報知識学会関西部会、アート・ドキュメンテーション学会
アーカイブズ記述の組織化に関する最近の動向
- 日時:
- 2014年7月26日(土) 14:00〜17:00
※ 開始時刻を通常よりも30分繰り上げています。ご注意ください。
- 会場:
- 近畿大学会館 第5会議室(4階)
大阪市中央区日本橋 1-8-17
大阪市営地下鉄千日前線・堺筋線、または近鉄線「日本橋」駅6番出口から徒歩3分
- 発表者 :
-
寺澤正直氏(国立公文書館)、坂口貴弘氏(京都大学大学文書館)、五島敏芳氏(京都大学総合博物館)
※3名による分担発表です。
- テーマ :
- アーカイブズ記述の組織化に関する最近の動向
- 概要:
- アーカイブズの資料は、もともと第三者の利用を想定しておらず、図書と同様に検索するためには、図書の場合とは異なる配慮が必要である。アーカイブズ記述は、「多段階記述的な資料把握」と「資料の作成母体重視」を基に整備されている。この組織化の様相について史的・体系的に検討を試みる。
第1に図書館の組織化と比較しながら、アーカイブズ記述の国際標準について概説する。第2に2013年改訂の米国アーカイブズ記述規則DACSについて報告する。最後に記述情報の符号化標準類(図書館の世界で言うMARCの標準類にほぼ相当する)を紹介し最新のEAD3にもふれる。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
- 後援:
- 記録管理学会、日本アーカイブズ学会
デジタル化資料のデータベース(NDL,HathiTrust等)と連携した検索環境整備
- 日時:
- 2014年6月14日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階(02-B1-04教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
- 大西賢人氏(京都大学附属図書館)、鳥谷和世氏(神戸大学附属図書館)、柴田育子氏(一橋大学附属図書館)
※当日の発表は大西氏が行います。
- テーマ :
- デジタル化資料のデータベース(NDL,HathiTrust等)と連携した検索環境整備
- 概要:
- 国立国会図書館デジタルコレクションやHathiTrustなどの大規模デジタル化データベースの登場によりデジタル化された様々な学術資料へのアクセスが可能になってきている。しかし、日本の大学図書館等に所蔵される学術資料の検索サービスとして広く利用されているCiNiiBooksからは、これらデジタル化資料にアクセスできず、ユーザの探し求める紙媒体の資料がデジタル化され公開されていたとしても、たどりつけないケースが見受けられる。そこで、CiNii Booksからデジタル化資料へのアクセシビリティを向上させる一つの方策として、大規模デジタル化データベースとNACSIS-CATのIDマップ作成を試みた。
- 参考:
- 国立情報学研究所教育研修事業 平成25年度学術情報システム総合ワークショップ成果物
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/ciws/report/h25/index.html
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
利用者の音楽情報要求に基づくメタデータ要素の差別化
- 日時:
- 2014年5月17日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階(02-B1-04教室)
吹田市岸部南2丁目36-1 TEL 06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅または阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
- 金井喜一郎氏(昭和音楽大学短期大学部)
- テーマ :
- 利用者の音楽情報要求に基づくメタデータ要素の差別化
- 概要:
- 音楽資料を組織化するためのメタデータスキーマは,情報分野の専門家が業務の中で各資料を正確に同定できるように,通常,とても多くの要素を含んでいる。しかしながら,末端の利用者がメタデータ検索システムを利用する際に,それらすべての要素が常に必要とされるわけではない。そこで,図書館のレファレンス記録から利用者の音楽情報要求を抽出し,その要求を満たすことが可能なメタデータ要素の小集合(部分集合)の特定を試みた。
- 参考:
- 金井喜一郎「利用者の音楽情報要求に基づくメタデータ要素の差別化 : FRBR, FRAD, Variationsを対象に」『Library & Information Science』no. 70, 2013, p.89-118.
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
書誌コントロールに関する最近の動向:LOD時代の目録
- 日時:
- 2014年4月19日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立市民交流センターなにわ 集会室201
大阪市浪速区浪速西1-3-10 TEL:06-6568-0791
JR大阪環状線芦原橋駅下車、信号をわたってすぐ。南海高野線「芦原町」駅下車、東へ徒歩5分。
- 発表者 :
- 渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学)
- テーマ :
- 書誌コントロールに関する最近の動向:LOD時代の目録
- 概要:
- 発表者はこのところ毎年の『図書館年鑑』に、書誌コントロールに関する内外の動向をまとめた記事を執筆している。今回の発表では、2012年後半から2014年初頭の動向整理を行う。RDAの実装やBIBFRAMEの策定、国内ではNDL・NIIの動きなど、この間の諸動向の多くは、当研究グループの現在の研究テーマにある「LOD時代」を背景としている。オリジナルな研究発表ではなく概説的な内容となるが、可能な範囲で発表者なりの分析・展望も述べたい。
- 参考:
- 渡邊隆弘「図書館目録をめぐる動向:2007〜2012」(科研費報告書『情報環境の変化に適切に対応する目録規則の在り方に関する研究』)
http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/libsci/kaken2010-report/overview2007-2012.pdf
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
日本十進分類法(NDC)新訂10版試案関西説明会
- 日時:
- 2014年3月11日(火) 13:00〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームD + E
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- テーマ :
- 日本十進分類法(NDC)新訂10版試案関西説明会
- 概要:
- 日本図書館協会分類委員会は、「日本十進分類法(NDC)新訂10版」に向けて、改訂作業を行ってきました。すでに各類の試案の策定を終えて、作業は終盤に入っており、2014年内刊行を目標としています。
このたび、関西の方々を対象に「NDC10版試案」説明会を開催することになりました。図書館現場をはじめ、司書養成に携わる方その他関係各位から広くご意見をいただきたいと思います。
- 内容:
- (1) 改訂方針の説明、(2) 進捗状況、刊行までの予定、(3) 試案の説明、(4) 質疑応答など
- 参加費:
- 無料 ただしJLA分類委員会作成資料(試案の詳細)を500円にて頒布
※本資料を2部以上必要とされるかたは、3月5日(水)までに、必要部数・申込者名等を明記して、下記の申込先にお申し込み下さい。(当日販売も可能ですが、部数が限られます)
- 定員:
- 100名(先着順) ※定員に達し次第受付終了
- 申込方法:
- 電子メール・はがき・FAXにて名前、所属、住所、連絡先電話番号、メールアドレスを明記し、下記までお申し込み下さい。定員に達したため申込受付を締め切りました。
- 申込・問合せ先:
- 〒531-0072 大阪市北区豊崎3丁目8-5-104
日本図書館研究会「NDC10版試案関西説明会」担当者 あて
e-mail:ndc10w2014@josoken.digick.jp
FAX. 06-6371-8739
- プログラム:
-
総合司会:分類委員 小林 康隆
12:30 受付開始
13:00〜13:30
◎開会挨拶 日本図書館研究会理事 志保田 務
◎説明会開催にあたって 日本図書館協会分類委員長 那須 雅熙
◎NDC10版の構成,補助表,相関索引等について
13:30〜16:00(途中質疑応答および休憩あり)
◎NDC10版試案概説
報告1) 1類,2類,6類 分類委員 中井 万知子
報告2) 3類,4類 分類委員 大曲 俊雄
報告3) 0類,5類 分類委員 藤倉 恵一
報告4) 情報学および関連領域 同 上
報告5) 7類,8類,9類 分類委員 坂本 知
16:00〜17:00
◎質疑応答・意見交換 司会:分類委員 小林 康隆
◎閉会挨拶 分類委員長 那須 雅熙
* * * * * * * *
17:30〜19:30
◎交流会(意見交換会) ※希望者のみ
説明会終了後、分類委員会の方々を囲んで交流会(意見交換会)を行います。こちらもぜひご参加下さい。
・会場: イタリア料理「ニョッキ」梅田店
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-12-6 E-ma(イーマ)6F
TEL 06-6343-0707
キャンパスポート大阪から5分程度で移動できます。
・会費: 5000円
・参加ご希望のかたは、3月5日(水)までに、上記の申込先にお申し込み下さい。
・参加費は、当日、説明会受付にてお支払い下さい。
※ 本説明会は、新訂10版刊行前に分類委員会に直接意見を伝えられる最後の機会となります。
参加のみなさまから、改訂に関わるできるだけ多くのご意見を承りたいと思いますので、できましたら『図書館雑誌』や日図協分類委員会ウェブサイトに公表されている試案 http://www.jla.or.jp/committees/bunrui/tabid/187/Default.aspx にあらかじめお目通しのうえ、ご意見・ご質問を準備いただけると幸いです。
- 主催:
- 日本図書館協会分類委員会
- 共催:
- 日本図書館研究会,情報組織化研究グループ,「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
2013年度グループ研究発表
2014年2月15日(土)・16日(日)開催(会場:阪南大学 本キャンパス)の日本図書館研究会研究大会(開催案内)にてグループ研究発表を行います。
- 2月15日 14:45〜15:15(予定)
- 「エレメント・セットと語彙から見たRDA理解」(和中幹雄)
研究大会は参加費が必要で、また事前申込制です。詳しくは日本図書館研究会サイトの開催案内をご覧ください。
レビュー『Linked Data: Webをグローバルなデータ空間にする仕組み』
- 日時:
- 2014年2月1日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームD
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 小村愛美氏(神戸大学附属図書館)
- テーマ :
- レビュー『Linked Data: Webをグローバルなデータ空間にする仕組み』
- 概要:
- 「Linked Data」、あるいは「Linked Open Data(LOD)」という言葉に接したことのある人は、ここ数年明らかに増えているだろう。図書館の書誌データはこのLinked Data形式と親和性が高いとされ、当グループの研究会テーマにも取り上げられるなど関心の高さがうかがわれる。
そんな中、本書はLinked Dataの包括的な解説本が初めて日本語に翻訳されたものとして注目を集め、当グループ内にも本書を輪読する勉強会が立ち上げられた。発表者はこの勉強会参加者であり、輪読が一巡したことを受けて本書の内容を紹介させていただく。目録業務の経験も、情報組織への造詣もほとんどない人間がLinked Dataに触れてみた、という視点で語ってみたい。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
日本十進分類法(NDC)10版試案を考える
- 日時:
- 2013年12月21日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームD
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 藤倉恵一氏(文教大学越谷図書館)
- テーマ :
- 日本十進分類法(NDC)10版試案を考える
- 概要:
- 「日本十進分類法」新訂10版(以下「NDC10」)は、2014年刊行に向けていよいよ最終段階に入った。発表者はJLA分類委員会の一員としてその改訂・編集に携わるいっぽう、私大図協・分類研究分科会の代表者として、NDC10試案を理論・実務の面から検討を重ね、また批評してきた。この発表では、分類研究分科会による視点をもとにNDC10に対する課題や問題点を整理する。
なお、当日は分類委員としてではなく分類研究分科会代表としての立場としての発表・発言が主であることをあらかじめご了解いただきたい。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
図書館分類法におけるファセット概念の展開
- 日時:
- 2013年11月23日(土祝) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立弁天町市民学習センター 第2研修室
弁天町・オーク2番街7階(大阪市港区弁天1-2-2-700) TEL:06-6577-1430
JR環状線・地下鉄中央線「弁天町」から徒歩3分
- 発表者 :
- 緑川信之氏(筑波大学)
- テーマ :
- 図書館分類法におけるファセット概念の展開
- 概要:
- (1)ランガナータン以前の図書館分類法においてファセット概念はすでに存在していたのかどうか,(2)ランガナータン自身はファセットおよびそれに関連する概念を,なぜ導入し,またどのように展開していったのか,(3)ランガナータン以後の分類法研究者であるヴィッカリーのファセット概念との相違点は何か,に関する研究成果を報告する。
当事者たちの著作に基づく経年的記述を軸に,筆者が以前に提唱した構造-表示方法説(分類法の構造と表示方法を区別するべきであるという考え)による分析を加えた。
- 参考文献(いずれも発表者の著作):
- 「ランガナータンにおけるファセット概念の展開」
『Library and information science』69,2013,p.47-81.
- 「ファセット概念の源流」
『日本図書館情報学会誌』59(1),2013.3,p.17-31.
NACSIS-CATにおけるRDA的要素:RDA実装の一例として
- 日時:
- 2013年10月26日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階(2-B1-04教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
- 蟹瀬智弘氏(NPO法人大学図書館支援機構)
- テーマ :
- NACSIS-CATにおけるRDA的要素:RDA実装の一例として
- 概要:
- カード目録を作成するための目録規則であったAACR2が、書誌情報をコンピュータで管理しやすくする事を考慮したRDAに改訂された。しかしわが国の多くの大学図書館が参加するNACSIS-CATではすでに書誌レコードや典拠レコードをデータベースで管理しており、その中には部分的にRDAの考え方を先取りしたところも散見される。NACSIS-CATにおいて既に実現されているRDA的な要素を確認する事で、NACSIS-CATがRDA化する方向性を探るとともに、RDAそのものを理解する一助としたい。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
Linked Open Dataの基礎とこれからの情報活用
- 日時:
- 2013年9月21日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームD
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 嘉村哲郎氏(東京藝術大学芸術情報センター/総合芸術アーカイブセンター, NPO法人 リンクト・オープンデータ・イニシアティブ)
- テーマ :
- Linked Open Dataの基礎とこれからの情報活用
- 概要:
- 近年、欧米を中心に公共情報や芸術・文化情報をデータとして自由に利用するための活動「オープン・データ」の取り組みが活発化している。これらの活動に合わせ、Webの世界では、公開された情報を活用(再利用)するために、標準化されたデータ構造およびデータ抽出の仕組みを利用したLinked Open Data(LOD)が広まりつつある。
本発表では、オープンデータ、ならびにリンクト・オープン・データの基礎技術と仕組みについて解説し、これからの情報流通について国内外の事例を参考に考察していく。
- 共催:
- 情報知識学会関西部会、「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
米国図書館界RDA導入状況の一断片
- 日時:
- 2013年7月27日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームE
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 塩野真弓氏(京都大学附属図書館)
- テーマ :
- 米国図書館界RDA導入状況の一断片
- 概要:
- 2013年3月31日からLCを始めとする複数の図書館で、新たな目録規則RDA(Resource Description and Access)が導入された。発表者を含む京都大学の職員3名は、2013年1月にRDA導入の経緯とそれにまつわる研修体制の構築、非ラテン語(特にCJK)資料への導入の可能性等を調査するため、北米の4機関(LC、OCLC、Ohio State University、Columbia University)を訪問した。調査結果を通して米国のRDA導入状況を確認するとともに、日本の目録規則や共同目録のあり方を考える一助としたい。
- 参考:
- 京都大学国際交流推進機構. “図書系職員海外調査研修 | 京都大学国際交流推進機構”平成24年度 国際交流推進機構基盤強化経費に基づく教職員等の海外派遣事業実施報告書
http://www.opir.kyoto-u.ac.jp/w-opir/wp-content/uploads/2012/03/h24_1_tosho.pdf
- 塩野真弓「RDA導入に向けた米国図書館の現状について―米国図書館訪問記―」『NDL書誌情報ニュースレター』2013年1号(通号24号)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/bib_newsletter/2013_1/article_02.html
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
RDAエレメント・セットとRDA語彙をめぐって
- 日時:
- 2013年6月29日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームD
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 和中幹雄氏(大阪学院大学)
- テーマ :
- RDAエレメント・セットとRDA語彙をめぐって
- 概要:
- RDA Toolkit公開後も、RDAの改訂作業は続けられ、旧来型の目録規則の規定に対応する記述規則やアクセスポイント付与規則の整備とともに、エレメントとそこに格納される値の確定に向けた作業が行われている。その結果は、ウェブ世界で利用が可能となるように、RDA Element SetsとRDA vocabulariesとしてOpen Metadata Registryに登録される。その現況を報告する。
- 共催:
- 「書誌コントロール研究会」(科学研究費基盤研究(C) 課題番号25330391 研究代表者:和中幹雄)
インターネット資料収集保存事業(WARP)の10年とこれから
- 日時:
- 2013年5月18日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームE
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 前田直俊氏(国立国会図書館関西館)
- テーマ :
- インターネット資料収集保存事業(WARP)の10年とこれから
- 概要:
- 国立国会図書館は2002年より、日本国内のウェブサイトを収集するインターネット収集保存事業(WARP)を実施している。2010年4月からは国立国会図書館法に基づいて国の機関や地方自治体、国公立大学等の公的機関のウェブサイトを網羅的に収集している。2013年1月にシステムリニューアルを行い、ユーザインターフェースの改善、差分収集機能の実装等を行った。WARPの過去10年の歩み、リニューアルによる改善点、ウェブアーカイブの仕組み、ウェブアーカイブが抱える課題や今後の展望等について紹介する。
ウェブスケールディスカバリーSummon:検索から発見へ
- 日時:
- 2013年4月13日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立弁天町市民学習センター 第3研修室
弁天町・オーク2番街7階(大阪市港区弁天1-2-2-700) TEL:06-6577-1430
JR環状線・地下鉄中央線「弁天町」から徒歩3分
- 発表者 :
- 藤田美穂氏(株式会社サンメディア)
- テーマ :
- ウェブスケールディスカバリーSummon:検索から発見へ
- 概要:
- SerialsSolutinos社のSummonは、ウェブスケールディスカバリーのパイオニアとして注目されている検索サービスであり、2009年のリリース後、内外の多くの大学図書館に導入が進んでいる。大きなポイントは、従来型の検索サービスでは対応できなかったことを補うために、インデックス統合など、これまでにないデータ管理を行っている点である。また日本語環境に対して独自の取り組みを行っている。今回の発表ではSummonという商品の成り立ち、従来のサービスから向上した機能、収録データの収集とインデキシング、ユーザーフレンドリーな検索機能を説明する。
2012年度グループ研究発表
2013年3月3日(日)・4日(月)開催(会場:同志社大学新町キャンパス)の日本図書館研究会研究大会(開催案内)にてグループ研究発表を行います。
- 3月3日 14:30〜15:00(予定)
- 「ISBD統合版の研究:改訂内容の検討とその意義」(松井純子)
研究大会は参加費が必要で、また事前申込制です。詳しくは日本図書館研究会サイトの開催案内をご覧ください。
2013年2月月例研究会
新しい日本目録規則(NCR)へ
- 日時:
- 2013年2月23日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームE
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 原井直子氏(国立国会図書館;日本図書館協会目録委員長)
- テーマ :
- 新しい日本目録規則(NCR)へ
- 概要:
- 日本図書館協会目録委員会は、2010年9月に文書「『日本目録規則』の改訂に向けて」を公表し、NCR1987年版を抜本的に改訂した「201X年版」に向けた本格的な検討作業の開始を表明した。そこでは、「目録は,資料のもつ潜在的利用可能性を最大限に顕在化する道具であるべきことを改めて確認」し、そのためのいくつかの要件を述べている。今回の発表では、今日の情報環境下にふさわしい新・NCRの要件・方針を改めて確認するとともに現在の検討状況を報告し、参加者各位より率直な意見や要望をいただきたい。
- 参考:
- 「『日本目録規則』の改訂に向けて」
http://www.jla.or.jp/committees/mokuroku/tabid/184/Default.aspx#ncr
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2013年1月月例研究会
ISBD統合版の研究:改訂内容の検討とその意義
- 日時:
- 2013年1月12日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームA
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 松井純子氏(大阪芸術大学)
- テーマ :
- ISBD統合版の研究:改訂内容の検討とその意義
- 概要:
- ISBD(国際標準書誌記述)の統合版(consolidated edition)が2011年7月、IFLAから刊行された。ISBDは、文字どおり書誌記述の国際標準でありながら、統合版についての国内での研究成果はまだあまりみられない。また、FRBRやRDAの動向などから見て、その位置づけが不透明になりつつあるように思われる。本発表は、2011年5月月例研究会発表「ISBDの現在・過去・未来−ISBD統合版を中心に」の続編として、統合版の改訂内容を具体的に整理しつつ、その意義を検討したい。それとともに、今後の目録法のあり方に対してISBDが果たしうる役割とは何かを考えてみたい。
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2012年12月月例研究会
典拠形アクセスポイントの諸相
- 日時:
- 2012年12月15日(土) 14:00〜17:00
*通常より30分早く開始しますので、ご注意ください。
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームD
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 古川肇氏(近畿大学)
- テーマ :
- 典拠形アクセスポイントの諸相
- 概要:
- 近年、目録の検索効果を左右する典拠コントロールへの関心が漸く高まり、その強化の方向もうかがえる。だが、我々は典拠コントロールについて、果たしてどれだけ究明してきただろうか。この機会に根底から再考する必要がありはしないだろうか。本発表では、典拠形アクセスポイント(統一標目)について、その機能の確認から始めて、従来、無著者名古典などにしか使用せず関心も薄かった、著作に対する典拠形アクセスポイント(統一タイトル)を中心に、ICPやRDAの関連規定をも参照しつつ、できるだけ包括的に考察したい。
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2012年11月月例研究会
索引の構造について
- 日時:
- 2012年11月24日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームE
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 田窪直規氏(近畿大学司書課程)
- テーマ :
- 索引の構造について
- 概要:
- 索引は情報組織化(の仕組み)そのものといってよいほど重要なものであるのに、これ自身についての基礎的研究は十分になされてこなかった。本発表では、このような問題意識から索引の構造について考察を試みる。その後、索引の構造という観点から、情報組織化の諸相について考察を加える。従来から、発表者は、いわゆる書誌情報の記述単位に注目し、図書館的なメディアを一つのレコードで扱うことの不可能性を指摘してきたが、今回は索引の構造という問題意識から、より具体的にはアクセス・ポイントの指示対象という点から、このことの不可能性を指摘する予定である。
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2012年10月月例研究会
九州大学附属図書館のディスカバリ・サービスとメタデータ管理
- 日時:
- 2012年10月20日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 2号館地下1階(2-B1-01教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
- 香川朋子氏(九州大学附属図書館)
- テーマ :
- 九州大学附属図書館のディスカバリ・サービスとメタデータ管理
- 概要:
- 九州大学附属図書館では、2012年1月18日よりディスカバリ・サービスを正式公開した。このディスカバリ・サービスでは、所蔵資料のみならず大学内外から網羅的に収集した学術情報をも対象としており、書影・概要情報の提供機能、ファセットによる絞り込み検索機能、適合度による検索結果表示機能等を有している。本サービスが対象とする幅広い情報から必要な情報へと即座にアクセスできるようにするためには、様々なソースから収集したメタデータを正規化し、整備された統一のスキーマに整理し直す必要がある。本発表では、本学ディスカバリ・サービスにおけるメタデータ収集とその正規化の仕組み、外部サービスを活用したメタデータの補完、ユーザ・ナビゲーション向上のための機能、今後の課題等について説明する。
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2012年9月月例研究会
オープンソースのアーカイブ資料情報管理システムの日本語化と試用
- 日時:
- 2012年9月29日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪学院大学 5号館地下1階(5-B1-03教室)
吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
- 発表者 :
- 五島敏芳氏(京都大学総合博物館)
- テーマ :
- オープンソースのアーカイブ資料情報管理システムの日本語化と試用
- 概要:
- オープンソースのアーカイブ資料情報管理システムとしては、図書館のアーカイブ資料管理の課題をも意識したArchivists' Toolkitというシステムが、2006年に日本で紹介されている。その後、国際文書館評議会(ICA)によって、2008年にICA-AtoMというシステムも発表されている。しかし両者とも機能に不十分なところがある。これに対して、イリノイ大学アーバナシャンペーン校図書館と同大学文書館が共同開発したArchonは、不十分な部分があるものの、資料の受入から資料情報のオンライン公開までの業務に対応した、バランスのよいシステムとなっている。日本の小規模アーカイブズ団体に適していると思われ、英語以外の言語の使用も想定されている。そこで、報告者をはじめとする有志は、これの日本語化を試み、実際にアーカイブ資料管理や目録作成に試用した。本発表では、その取り組み・試用・課題の概要を紹介する。
- 共催:
- 情報知識学会関西部会、目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2012年7月月例研究会
アーカイブズの典拠レコード標準ISAAR(CPF)とRDAとの関係
- 日時:
- 2012年7月21日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームA
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 寺澤正直氏(国立公文書館)
- テーマ :
- アーカイブズの典拠レコード標準ISAAR(CPF)とRDAとの関係
- 概要:
- 近年,日本国内でも書誌レコードにおけるアーカイブズ(文書館)と図書館との連携事例が見られるようになった。しかし、典拠レコードにおける連携の実現には多くの課題がある。アーカイブズの分野には,団体,個人,家族に関する記録史料の典拠レコードの国際標準としてISAAR(CPF)がある。一方、図書館の分野では,新たな目録規則であるRDAへの対応に向けた研究が蓄積され,RDAは典拠レコードを含む目録規則でもある。本発表では,アーカイブズと図書館との次の段階の連携を展望するため,典拠レコードに着目し、ISSAR(CPF)とRDAとの関係について説明する。
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2012年6月月例研究会
国立国会図書館サーチ:その開発経緯・機能・特長・今後
- 日時:
- 2012年6月23日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームE
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 原田隆史氏(同志社大学,国立国会図書館非常勤調査員)
- テーマ :
- 国立国会図書館サーチ:その開発経緯・機能・特長・今後
- 概要:
- 2012年1月6日に国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)が正式にサービスを開始した。NDLサーチは,NDLのサービスへの出発点となる検索システムであるだけでなく,NDL単館の範囲を超えた国内外の情報源に対するアクセスポイントの拠点としての機能も果たすものとして開発されている。さらにNDLサーチは,ディスカバリインタフェースの実装や,OSSの活用,標準的な多くのWebAPIによる情報提供,DC-NDLの採用などといった多くの特徴を持っているという点でも注目を集めている。本発表ではNDLサーチのコンセプトや開発経緯、特徴的な機能,システム上の特長,今後の計画などについて説明する。
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2012年5月月例研究会
ISBDの現在・過去・未来−ISBD統合版を中心に
- 日時:
- 2012年5月26日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立弁天町市民学習センター 第1研修室
弁天町・オーク2番街7階(大阪市港区弁天1-2-2-700) TEL:06-6577-1430
JR環状線・地下鉄中央線「弁天町」から3分
- 発表者 :
- 松井純子氏(大阪芸術大学)
- テーマ :
- ISBDの現在・過去・未来−ISBD統合版を中心に
- 概要:
- 2011年7月、ISBD(国際標準書誌記述)統合版(consolidated edition)がIFLAから刊行された。1971年に最初のISBD(M)が公表されて以来、ISBDは書誌記述作成の国際基準として、世界各国の目録規則やそれにもとづく書誌情報作成の現場に強い影響を与えてきた。にもかかわらず、ISBD統合版については、図書館界で話題として取り上げられることはあまりないようである。ここでは、ISBD統合版に至るISBD改訂の一連の流れを振り返りつつ、ISBD統合版の概要を紹介する。さらにFRBRの登場により、ISBDの意義や果たすべき役割は変わったのか変わらないのか、なども検討したい。
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
- お知らせとお詫び:
- 元・発表者(渡邊)の個人的状況のため、当初予定の「Linked Open Dataと目録法」は取りやめとし、上記の内容・発表者で月例研究会を開催いたしました(日時・場所はそのまま)。異例の措置となりましたこと、ご参加を予定いただいていましたみなさまには深くお詫びいたします。
- 当初の5月月例研究会計画(中止)
- 発表者 :渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学)
テーマ :Linked Open Dataと目録法
概要:Linked Open Dataとは、いわゆる「セマンティックウェブ」の実現を視野に入れて外部システムによる利用をしやすくした形式でデータを公開することを指し、図書館界でも培ってきた情報資産の存在価値をウェブ世界で発揮していくという文脈で注目されている。2011年10月には、W3Cで時限的に活動していたLibrary Linked Data Incubator Groupから、その利点や注意点を整理した報告書が出されている。本発表では、この報告書を起点として状況を基礎的に整理し、特に目録法・目録規則の「機械可読性」との関わり等を考えてみたい。
2012年4月月例研究会
国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)解読講座
- 日時:
- 2012年4月14日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- 大阪市立弁天町市民学習センター 第3研修室
弁天町・オーク2番街7階(大阪市港区弁天1-2-2-700) TEL:06-6577-1430
JR環状線・地下鉄中央線「弁天町」から3分
- 発表者 :
- 柴田洋子氏(国立国会図書館電子情報部)
- テーマ :
- 国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)解読講座
- 概要:
- 国立国会図書館(NDL)は、インターネット上に存在する様々な情報資源を記述するための標準的なメタデータとして、「国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)」を公開している。DC-NDLでは、機械が理解可能な記述モデルであるRDFを取り入れる等セマンティックウェブに対応し、国内の図書館や関係機関間のメタデータの相互運用に資する標準を志向している。本発表では、機械のみならず人間にも理解しやすいDC-NDLを目指し、その概要(スキーマ設計やフォーマット仕様等)を解説する。
- 参考:
- メタデータ基準(DC-NDL関連文書を掲載)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/meta.html
- 共催:
- 目録法研究会(科学研究費基盤研究(C) 課題番号22500223 研究代表者:渡邊隆弘)
2012年3月月例研究会
目録はどうなる:目録作成利用環境の構造転換
- 日時:
- 2012年3月24日(土) 14:30〜17:00
- 会場:
- キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪) ルームA
大阪駅前第2ビル4階(大阪市北区梅田1-2-2-400) TEL:06-6344-9560
JR大阪、JR北新地、阪急梅田、阪神梅田、地下鉄梅田・西梅田・東梅田から各5〜10分程度
- 発表者 :
- 上田修一氏(慶應義塾大学)
- テーマ :
- 目録はどうなる:目録作成利用環境の構造転換
- 概要:
- 図書館目録の作成と利用の環境は,機械化,デジタル化を乗り切り,一見,盤石なようにみえる。公共図書館では目録作成は外部化されてしまったが,ウェブによる蔵書の検索と予約のシステムは,コアとなる図書館利用者にとって多大な恩恵をもたらしている。一方,大学図書館では,毎日,約5千名がNACSIS-CATを使う目録作成に従事し,OPACは,利用者サービスの基幹システムとなっている。しかし,ウェブの進展とともに本の役割は変わり,目録の位置づけも変化し,目録の作成利用には様々な亀裂が生じている。例えば,グーグルでは電子書籍の全文検索が可能となり,国立国会図書館は構成書誌単位を一体化したOPACの提供を始めた,目録作成は民間企業と外部委託で担われ,図書館からは切り離されつつある。こうした変化は,図書館目録に何をもたらすかを論じる。
日本図書館研究会研究大会
2011年度グループ研究発表
2012年2月19日(日)・20日(月)開催(会場:兵庫県中央労働センター)の日本図書館研究会研究大会(開催案内)にてグループ研究発表を行います。
- 2月19日 14:10〜14:40(予定)
- 「書誌コントロールの新たなフレームワークに向けた課題整理 : JAPAN/MARC頒布開始から30年が経過して」(和中幹雄)
研究大会は参加費が必要で、また事前申込制です。詳しくは日本図書館研究会サイトの開催案内をご覧ください。