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本検討集会は、日図研第327回研究例会、情組研2017年3月月例研究会との合同開催です。
日本図書館協会(以下、JLA)目録委員会と国立国会図書館収集書誌部との連携により進められてきた「NCR2018年版」(仮称)の策定作業が、終盤を迎えた。そこで新NCRの概要を説明し、規則に対する館界の意見を聴くため、標記の集会が開催された。主催はJLA目録委員会と大阪市立中央図書館、共催は日図研と情報組織化研究グループである。
開会にあたり、まず渡邊隆弘目録委員長と大久保典子大阪市立中央図書館副館長が挨拶された。
次に、渡邊委員長が新NCR策定の経緯と背景、規則の概要などを説明し1)、続いて各目録委員が、新NCRの構成に沿って規則の主要な内容を説明した。具体的には、(1)体現形・個別資料の属性、(2)著作・表現形の属性とアクセス・ポイント(以下AP)、(3)個人・家族・団体の属性とAP、(4)関連の記録、(5)データ事例、である。その際『「日本目録規則(NCR) 2018年版」(仮称) 全体条文案概要』(日本図書館協会, 2017.2, 127p,当日販売)をテキストに使用した。
このあと、情報組織化研究グループの和中幹雄氏が「「日本目録規則(NCR) 2018年版」(仮称)への期待と要望」と題する発表を行った。この中で和中氏は、条文案に対し3点の修正提案を行っている2)。
最後に質疑応答が行われ、用語や訳語の問題、規則内容や実際の運用等に関する質問・意見・要望が多数出され、目録委員会が回答した。
会の終了にあたって、当研究会の志保田務理事が挨拶され、閉会となった。約100名の参加者を得て、新NCRへの期待と関心の高さがうかがわれた。
なお、当集会の詳細は『図書館雑誌』2017年5月号に報告3)が掲載されているので、そちらをご参照いただきたい。
注
1)次の文献を参照。日本図書館協会目録委員会「「日本目録規則2018年版」(仮称)の完成に向けて」『図書館雑誌』111(2), 2017.2, p.98-101. ※当日のテキストにも収録
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/mokuroku/article201702.pdf
2)この発表資料は「情報組織化研究グループ月例研究会報告(2017.3)」で公開されている。
http://josoken.digick.jp/meeting/2017/201703ncrkansai.html
3)日本図書館協会目録委員会「「日本目録規則2018年版」(仮称) 関西検討集会の概要」『図書館雑誌』111(5), 2017.5, p.304-306.
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/mokuroku/article201705.pdf
(記録文責:松井純子 大阪芸術大学)