情報組織化関連記事一覧2000-2009

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情報組織化(総論)

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大場啓志高橋徹渡辺聡市村省二古崎康成
「座談会 目録づくりを楽しもう」『季刊・本とコンピュータ 』11, 2000.1. p.39-49.
古書店主や個人でのデータベース作成者が、目録づくりの魅力を語る
横山桂
「テクノロジーと図書館:大学図書館を中心に」『図書館界』51(5), 2000.1. p.276-283. (特集:テクノロジーと図書館) →抄録
文明社会とテクノロジーの関係という枠組みの中で、図書館を考える。目録や分類への言及あり
大矢一志土屋俊
「システムが決まらなければデータベースは出来ないというのは本当か:−テキストベースデータモデル利用の提案」『情報管理』43(2), 2000.5. p.119-130. →全文
人文科学研究を支援するデータベースのデータは研究者が直接作成すべき。それを可能にするデータモデルを検討。
中川裕志杉本雅則渡部聡彦
「ポスト電子図書館:東京大学情報基盤センター図書館電子化研究部門のスタンス」『情報の科学と技術』50(6), 2000.6. p.339-344. (特集:図書館生き残り作戦) →全文
フローの概念に基づく図書館サービスの提案
伊藤民雄
「インターネットの情報組織化と検索の考え方<第三分科会:Webセッション 的確な検索サイトの使い分け>」『専門図書館』189, 2001. p.51-58. ((特集 : 平成13年度全国研究集会))
「インターネットの情報組織化私論」など。「インターネットで文献探索」等での経験をもとに。
三輪眞木子
「情報界のパラダイムシフト」『情報の科学と技術』51(1), 2001.1. p.51-56. (創立50周年記念行事報告) →全文
INFOSTA創立50周年の記念講演
遠山潤
「印刷資料のデジタル化について」『TP&Dフォーラムシリーズ』10, 2001.8. p.28-43.
相田満
「和漢古典学におけるオントロジ・モデルの構想 」『情報処理学会研究報告』2001(96), 2001.10. p.1-8. (人文科学とコンピュータ研究会報告) →全文
文学研究者の立場から、オントロジという観点の可能性。「類書」などにも言及
影浦峡
「情報管理の前提からみた電子技術時代の資料」『電子図書館:デジタル情報の流通と図書館の未来(シリーズ図書館情報学のフロンティア;1)』2001.11. p.47-62.
生産の自由度が高まりかつ基本単位の確定が難しいネットワーク情報資源の世界では、書誌コントロールの前提となる資料の把握(集合の確定)が原理的に不可能
田中久徳
「戦略としての知識組織化研究」『カレントアウェアネス』270, 2002.2. p.3-5. (特集:21世紀の図書館情報学) →全文
知識組織化を、図書館情報学の枠組みの中で概観
竹之内禎
「情報検索と解釈学:ラファエル・カプーロの解釈学的情報学論」『図書館情報学研究』1, 2002.3. p.1-13.
カプーロの、情報検索と解釈学との関係についての議論
松林正己[ほか]
「特集「ドキュメンテーションの現在」の編集にあたって」『情報の科学と技術』53(6), 2003.6. p.279. (特集:ドキュメンテーションの現在) →全文
原田勝
「ドキュメンテーションの現在」『情報の科学と技術』53(6), 2003.6. p.280-284. (特集:ドキュメンテーションの現在) →全文
知識組織化の方向性。情報通信技術の進歩を大きな要因として、ドキュメンテーションの対象が情報から知識へ移行している。
菅野育子
「「情報とドキュメンテーション」に関する標準化活動の現状」『情報の科学と技術』53(6), 2003.6. p.289-293. (特集:ドキュメンテーションの現在) →全文
ISO/TC46の諸活動を解説
山崎久道
「ドキュメンテーションにおける情報検索を考える」『情報の科学と技術』53(6), 2003.6. p.294-300. (特集:ドキュメンテーションの現在) →全文
情報検索のレベル、情報管理プロセスの一般化、インデクスとテキスト自動検索の意味、ブール演算による検索の妥当性、など
後藤嘉宏
「ディジタル化時代の新聞切り抜き業務とは」『情報の科学と技術』53(11), 2003.11. p.534-539. (特集:新聞情報) →全文
なぜディジタル時代にも切り抜きが継続されるのか?を検討。記事の置かれた文脈・背景の重要性など
松下鈞
「音楽におけるドキュメンテーション(2)記譜:内側からのドキュメンテーション」『オンライン検索』24(3/4), 2003.12. p.143-153.
記譜の歴史、音楽の構造、再現性など 他の分類:音楽資料
杉本重雄
「新たな電子図書館像の構築に向けて」『情報の科学と技術』53(12), 2003.12. p.574-580. (特集:電子図書館Part-2) →全文
電子図書館に関する俯瞰。「電子図書館の課題−メタデータの視点を中心として」の章あり
呉慰慈(Wu、Weici)
「 情報資源管理から知識管理へ 」『Journal of Library and Information Science』18, 2004. p.25-29. (2002年度 北京大学図書館実習 講演) →全文
訳:李常慶
武者小路澄子
「図書館・情報学諸領域における「知識」の位置付け」『Library and Information Science』52, 2004. p.1-42. →全文
文献中での「知識」の概念やこの語の使用を分析・考察
梅本勝博
「ライブラリアンとナレッジ・マネジメント」『カレントアウェアネス』279, 2004.3. p.6-9. (動向レビュー:CA1518) →全文
知識管理と図書館員との関係
李常慶(Li、Chang-quing)
「中国図書館界におけるナレッジ・マネジメントの動向」『カレントアウェアネス』279, 2004.3. p.9-12. (動向レビュー:CA1519 ) →全文
中国における導入の背景・目的、関心領域など
野末俊比古
「ナレッジマネジメント:図書館における「情報」と「知識」」『図書館情報学の地平:50のキーワード』2005.3. p.207-211.
海野敏
「情報組織化:識別・代替・構造化」『図書館情報学の地平:50のキーワード』2005.3. p.57-64.
「識別」「代替」「構造化」という3つのプロセスで理解
北克一杉本重雄横山幸雄永田治樹
「第52回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム記録:図書館目録とメタデータ:情報の組織化における新たな可能性」『日本図書館情報学会誌』51(2), 2005.6. p.75-98. (学会記事) →全文
シンポジウム記録(永田が司会、北・杉本・横山がパネリスト)。冒頭付近でインターオペラビリティ、メタデータスキーマ、セマンティックウェブがキーワードとしてあげられている。
大綱浩一
「ドキュメンタリストとしてのGoogle」『情報の科学と技術』55(10), 2005.10. p.454. (INFOSTA Forum 第178回) →全文
エッセイ
緑川信之
「「情報」概念の再考」『Library and Information Science』56, 2006. p.23-42. →全文
体系的・論理的な「情報」概念の定義を試みる。
武田英明
「Webの進化と情報流通」『情報の科学と技術』56(11), 2006.11. p.509-513. (特集:図書館とWeb2.0) →全文
Webによって、情報流通にどのような変化が起こったか。
長塚隆神門典子
「デジタルコンテンツ時代の図書館:国際図書館連盟(IFLA)年次大会テーマの変遷から」『情報管理』49(9), 2007.1. p.489-498. →全文
根本彰
「デジタル情報空間における書誌コントロール論の位相」『情報の科学と技術』57(5), 2007.5. p.220-225. (特集:図書館情報学の研究動向と新たな流れ) →全文
全文デジタル化の進展によって起こる「知のフラット化」には知識の生産・流通とその消費を断絶させる側面があり、書誌コントロール的なプロセスを再認識すべき
黒澤公人
「現代の超巨大コンピュータ:世界中のデータを検索するコンピュータとは」『図書館雑誌』102(1), 2008.1. p.50-51. (シリーズ・図書館システム管理の現場から;4)
コンピュータの進化と情報組織化
原克
「検索という迷宮:バロック的知の序列からハイパー検索まで」『月刊言語』37(9), 2008.9. p.66-73. (特集:図書館新時代)
西欧世界における図書の配列・分類・検索の歴史を、文化・思想との関連の中でとらえる
柳与志夫
「書誌コントロール概念の変容」『知識の経営と図書館』2009. p.112-132.
テクストと著者性をめぐる状況や利用者の情報環境が大きく変化する中で、書誌コントロール概念が変容していく可能性
海野敏戸田愼一
「デジタル化・ネットワーク化による情報組織化の本質的な変容:メディア論的考察」『情報アクセスの新たな展開:情報検索・利用の最新動向(シリーズ図書館情報学のフロンティア;9)』2009.10. p.23-49.
情報組織化のモデル、情報組織化の変容、動的・自動的インデクシング
湯本長伯
「データベースという考え方の展開と21世紀の生活」『情報管理』52(7), 2009.10. p.434-438. (視点) →全文

情報標準(総論)

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棟上秋夫近藤昭弘大桑邦夫坂下善彦
「情報技術国際標準化活動の軌跡と展望」『情報処理』41(5), 2000. p.561-567. (特集:Special Features;情報処理技術;過去十年そして今後の十年 5.15) →全文
菅野育子
「ISO/TC46の最新動向」『カレントアウェアネス』272, 2002.6. p.13-15. (CA1465 - 動向レビュー) →全文
菅野育子
「「資料(情報源)に関する情報」のための国際標準化」『レコード・マネージメント』46, 2003. p.14-20. →全文
ISO/TC46(情報とドキュメンテーション)の新体制における活動の概観。情報識別子の章あり。 他の分類:識別子
徳原直子
「ISO/TC46の最新動向 2003年ローマ会議から 」『国立国会図書館月報』512, 2003.11. p.24-29.
宮澤彰
「総論:情報標準の世界」『情報の科学と技術』56(7), 2006.7. p.302-306. (特集:情報活動と標準規格) →全文
JISC、ISO/TC46、NISO、IETF、W3C、DCMI、OAI、SIST。標準化の意義や最近の動きも
徳原直子
「ISO/TC46最新動向 −2007年スペイン会議から」『国立国会図書館月報』559, 2007.10. p.16-21. →全文

目次・索引・引用等

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戸田光昭
「索引の研究(2):出版物索引あるいは索引出版物を考える(その2)」『文化情報学』7(1), 2000.6. p.43-50. (研究ノート) →全文
百科事典、辞書、全集、白書など
戸田光昭
「索引の研究(3):出版物索引あるいは索引出版物を考える(その3)」『文化情報学』7(2), 2000.12. p.35-41. (研究ノート) →全文
出版物索引における「索引」の語の取扱い、出版物に取り上げられた「索引」など
汐崎順子
「子どもの本の索引:その意義と在り方」『カレントアウェアネス』258, 2001.2. p.8-9. (CA1373) →全文
英国での出版者調査
藤田節子
「電子文献の参照をめぐる問題点」『情報の科学と技術』51(4), 2001.4. p.239-244. →全文
学術論文における電子文献参照の実態調査と、それに基づく問題点の考察
戸田光昭
「索引の研究(4):子どもの本の索引を考える」『文化情報学』8(1), 2001.6. p.25-30.
知識の本の索引、文章以外の情報のための索引など
古谷実
「電子文献の参照をどう書くか:SIST 02補遺の公刊にあたって」『情報管理』44(7), 2001.10. p.470-477. →全文
公刊直前の紹介
戸田光昭
「索引の研究(5):観光情報資源としての旅行ガイドブックと索引(その1)」『文化情報学』8(2), 2001.12. p.81-86. (研究ノート)
旅行ガイドブックの索引
寺村由比子
「書誌的情報の記述から電子文献参照へ:「SIST02参照文献の書き方」の変遷と展開」『情報の科学と技術』52(1), 2002.1. p.41-46. →全文
25年に及ぶSIST02の変遷
菊池しづ子
「引用論:科学と人文における文献と引用」『学習院女子大学紀要』4, 2002.3. p.19-30.
人文学と自然科学における引用のもつ意味を比較。「明示的引用」「非明示的引用」が一つの観点。
戸田光昭
「索引の研究(6):観光情報資源としての旅行ガイドブックと索引(その2)」『文化情報学』9(1), 2002.6. p.49-55. (研究ノート) →全文
ガイドブックの索引の実例。「インデックス」等の語についての考察も
瀬田祐輔
「小学生向き図書の目次情報の計量的特徴」『資料組織化研究』47, 2003.2. p.1-13.
階層性や項目数、文字数等について、学術図書に対する調査との比較 他の分類:児童資料
戸田光昭
「索引の研究(7):観光情報資源としての旅行ガイドブックと索引(その3)」『文化情報学』10(1), 2003.6. p.61-70. (研究ノート) →全文
さまざまなガイドブックの索引
菊池しづ子
「書誌コントロールにおける書評 」『学習院女子大学紀要』6, 2004.3. p.1-15.
書誌コントロールの観点から、書評を種類分けして検討
戸田光昭
「索引の研究(8):大宅壮一文庫の索引(1)」『文化情報学』11(1), 2004.6. p.39-44. (研究ノート) →全文
東浦彩
「目次情報研究の現状:日本とアメリカの文献紹介」『図書館学』85, 2004.9. p.39-44.
目次に関する辞典類の定義、日米の目次に関わる研究文献を紹介
大沼哲也
「SIST02(補遺)電子文献参照の書き方」『図書館雑誌』99(2), 2005.2. p.90-91. (特集:Webによる図書館サービスの可能性を探る)
戸田光昭
「索引の研究(9):大宅壮一文庫の索引(2)」『文化情報学』12(1)」, 2005.6. p.27-33. (研究ノート) →全文
東浦彩
「目次と目次概念:特徴的事例について」『図書館学』87, 2005.9. p.1-10.
レファレンスブックの目次調査、目次の機能、多様性
大和真希子山本昭林佐和子
「報告書類における「目次」情報の特性:記述内容と検索対象としての有効性の検討」『情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集』2, 2005.10. p.65-68. →全文
灰色文献の目次の特性を分析
古谷実
「改訂された「参照文献の書き方」:―SIST 02 2007年版について」『情報管理』50(3), 2007.6. p.155-161. →全文

c2010 渡邊隆弘 watanabe[at]hcs.tezuka-gu.ac.jp