情報組織化関連記事一覧2000-2009

<書誌学等>

書誌学及び目録の歴史的研究を収める。 /→ トップ(目次)へ戻る


書誌学

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岩猿敏生
「目録と書目と書誌」『同志社図書館情報学』11, 2000. p.1-12.
「目録」「書目」「書誌」の用語の歴史をたどる。
高橋智
「中国書誌学の現状 」『二松學舍大學東洋學研究所集刊』30, 2000.3. p.203-221. →全文
講演の記録
高野彰
「初期英語本標題紙史序説」『大学図書館研究』59, 2000.9. p.89-94.
小黒庸光
「森有正資料研究:年譜、書誌、関係文献、同各種索引の編成、統括」『私立大学図書館協会会報』115, 2001.1. p.87-100. (第61回(2000年度)私立大学図書館協会総会・研究大会;研究発表(1))
書誌作成の経緯と実際
若松昭子
「分析書誌学のアメリカへの伝播:プロクター、ペディー、バトラーの学術的系譜を中心として 」『埼玉純真女子短期大学研究紀要』17, 2001.3. p.25-32.
分析書誌学の草創期に活躍した3人の書誌学者の学術的影響関係を分析し、英国から米国への伝播の過程をさぐる。
若松昭子
「インクナブラ・コレクションにみるバトラーの書物観」『日本図書館情報学会誌』46(4), 2001.4. p.143-158. →全文
ニューベリー図書館のインクナブラ目録の構成と内容を分析
若松昭子
「分析書誌学分野における学術伝播の一類型:プロクター、ペディー、バトラーの実践を通して」『日本図書館情報学会春季研究集会発表要綱』2001, 2001.5. p.27-30.
中西敏夫
「書誌づくりにたずさわって」『図書館雑誌』96(4), 2002.4. p.243-245. (図書館員のためのステップアップ専門講座_第48回)
具体的な書誌作成作業を紹介
大槻信
「京都大学所蔵の高山寺本:書物と目録」『静脩』39(4), 2003.3. p.6-10. →全文
安形麻理
「分析書誌学におけるコンピュータの活用」『Library and Information Science』50, 2005. p.15-15. (50号記念特集:文献紹介_11)
松本浩一
「中国目録学」『Library and Information Science』50, 2005. p.36-36. (50号記念特集:文献紹介_32)
岡野裕行
「個人書誌作成における文学館の役割:三浦綾子記念文学館を事例として 」『図書館情報メディア研究』3(1), 2005.9. p.77-87. →全文
人物書誌作成と文学館との関係
安形麻理
「分析書誌学とコンピュータ」『図書館・情報学研究入門(三田図書館・情報学会編)』2005.10. p.43-45.
松本浩一
「中国の目録学」『図書館・情報学研究入門(三田図書館・情報学会編)』2005.10. p.82-84.
松本浩一
「『玉海』芸文部の書誌情報組織法について」『日本図書館情報学会研究大会発表要綱』2005, 2005.10. p.161-164. →抄録
李常慶(Li、Chang-quing)
「『四庫全書』の続修をめぐる歴史的展開に関する一考察」『日本図書館情報学会誌』51(4), 2005.12. p.153-165. →全文
論文の後半は、「総目提要」の編纂と刊行について論じている。
藤津滋生
「人物書誌を考える 」『短期大学図書館研究』26, 2006. p.69-77.
人物書誌の意義、作成同期、事例など。主に図書館関係者の作成するものをとりあげている
由谷裕哉
「ある主題書誌の作成:存覚の鹿嶋明神言及を巡って 」『短期大学図書館研究』26, 2006. p.79-85.
田島公
「天皇家ゆかりの文庫・宝蔵の「目録学的研究」の成果と課題 」『説話文学研究』41, 2006.7. p.103-117.
山崎誠
「院政期東密に於ける書籍目録の編纂 」『説話文学研究』41, 2006.7. p.118-125.
常喜院流始祖心覚による目録
落合俊典
「中世に於ける経蔵の目録学的分類と諸相:一切経・章疏・聖教 」『説話文学研究』41, 2006.7. p.95-102.
河廷龍
「韓国書誌学に関していくつか考えること:ウェブを通じた韓本(朝鮮本)研究 」『関西大学視聴覚教育』30, 2007. p.25-39. →全文
韓本研究に関する解説、日韓両国の韓本研究サイトの紹介など
小野文内田慶市
「Nova Bibliotheca Sinicaの構築に向けて 」『アジア文化交流研究』2, 2007.3. p.93-103. →抄録
西洋人が残した中国関係資料について、アンリ・コルディエによる書誌の分析。問題点の指摘と、新しい書誌作成のための考察。
新藤透
「書誌学用語の異同について:写本関係を中心に」『図書館綜合研究』6, 2008.8. p.29-38.
書誌学、図書館情報学、日本史学等の分野の辞典類を比較
若松昭子
「分析書誌学の資料組織化への応用:セントブライド図書館におけるペディーの実践を中心に」『聖学院大学論叢』21(1), 2009. p.47-60. →全文

目録史

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岩猿敏生
「目録におけるイロハ順排列から五十音排列へ」『図書館学』77, 2000. p.26-30.
江戸期、明治期の目録排列法をたどる。
古川肇
「森銑三「近代名家著述目録と同後篇」について:江戸時代における著者別書目の系譜」『資料組織化研究』44, 2001.7. p.31-33. (コラム カタロガーのメモ)
江戸時代における著者名目録の存在
志保田務
「「記述独立方式」と森耕一:非基本記入方式の成立」『図書館文化史研究』19, 2002. p.133-148.
非基本記入方式と、その源となった記述独立方式について、森の役割を分析評価 他の分類:日本目録規則
志保田務
「日本における書誌基準実質決定システムの変遷に関する一考察」『図書館界』54(2), 2002.7. p.116-121. (第43回研究大会グループ研究発表;情報システム研究グループ)
書誌標準、特に目録規則の変遷を追う
志保田務
「目録規則標準化年表:日本図書館界を主対象に」『資料組織化研究』47, 2003.2. p.29-36. (コラム:カタロガーのメモ)
明治期から2002年まで 他の分類:目録規則
志保田務北克一
「帝國大学附属図書館協議会の和漢書目録規則とその策定経緯:JLA、青図聯、NDLとの関係を軸に」『日本図書館情報学会春季研究集会発表要綱』2003, 2003.5. p.83-86.
他の分類:目録規則
志保田務北克一
「戦前期における大学等の総合目録/目録規則策定に関する史的考察」『日本図書館情報学会研究大会発表要綱』2003, 2003.10. p.89-92. →抄録
他の分類:目録規則
志保田務北克一
「戦前期における大学等の総合目録・目録規則策定に関する史的考察」『資料組織化研究』48, 2003.11. p.23-29.
1920-30年代の、各種協議会等による総合目録作成・目録規則策定の動向 他の分類:目録規則
石田義光
「目録の書誌記述の萌芽:陳振孫「直齋書録解題」に見る出版情報 」『漢籍』12, 2004. p.1-10.
出版書写事項の取扱いを歴史的にたどる 他の分類:和漢古書
熊田淳美
「『国書総目録』の文化史的背景:第一部:戦前の国史・国文学界と幻の岩波『国書解題』」『中京大学文学部紀要』39(3/4), 2005. p.144-80.
国書総目録にいたる前史をたどる
熊田淳美
「『国書総目録』の文化史的背景(第2部)『国書解題』から『国書総目録』へ」『中京大学文学部紀要』41(1), 2006. p.124-61.
国書総目録編纂にいたる背景をたどる
石山洋
「『蕃書調所書籍目録写』と『御書籍目録』「蛮書類」(上)」『日本古書通信』71(9), 2006.9. p.17. (源流から辿る近代図書館69)
江戸時代の洋書目録
石山洋
「『蕃書調所書籍目録写』と『御書籍目録』「蛮書類」(中)」『日本古書通信』71(10), 2006.10. p.24. (源流から辿る近代図書館70)
石山洋
「『蕃書調所書籍目録写』と『御書籍目録』「蛮書類」(下の1)」『日本古書通信』71(11), 2006.11. p.21. (源流から辿る近代図書館71)
石山洋
「『蕃書調所書籍目録写』と『御書籍目録』「蛮書類」(下の2)」『日本古書通信』71(11), 2006.12. p.15. (源流から辿る近代図書館72)
石塚栄二
「NDCの誕生とその成長過程を巡って:標準分類法の成立へ 」『図書館文化史研究』24, 2007. p.5-21. (シンポジウム もり・きよし--生誕100年--日本図書館文化史研究会2006年度研究集会・総会)
NDC誕生に至る道筋とその成長。戦後のもり・きよしのNDC改変構想も 他の分類:NDC団体・人物
武内隆恭
「目黒加一(元京都帝国大学農学部図書室助手):その人と業績」『整理技術研究グループ50周年記念論集』2007.9. p.119-136.
昭和初期から京都帝國大学農学部図書室に勤務した目黒の評伝。NDC採用や青年図書館員連盟での活動など 他の分類:団体・人物
志保田務
「森耕一における研究行動サイクル、またはミッション:整理技術分野における研究と本務、委員職等との連関に関する一考察」『整理技術研究グループ50周年記念論集』2007.9. p.162-168.
森耕一の目録論・分類論を「ミッション的所産」という観点から検討 他の分類:団体・人物
志保田務北克一
「NDCの汎用分類表への移行軌跡:もり・きよしの活動を中心に 」『資料組織化研究』54, 2008.1. p.37-42.
NDCが1950年の新訂6版でJLAの改訂・出版となり、汎用分類表の地歩を築くまでの軌跡 他の分類:NDC

c2010 渡邊隆弘 watanabe[at]hcs.tezuka-gu.ac.jp